フジドリームエアラインズ（FDA）のおすすめ座席は？注意点や機内サービスを解説！

フジドリームエアラインズ（FDA）の機内は、一般的な3×3の座席配置ではないため、事前に座席の特徴を知っておくのがおすすめです。

座席ごとに「富士山の見えやすさ」や「過ごしやすさ」が違うことから、特徴を知らずに選んでしまうと、せっかくのフライトで後悔するケースも。

この記事では、FDAのフライトを有意義にするために役立つおすすめ席の情報や、快適に過ごすための選び方のコツを紹介します。
FDAならではの機内サービスなども合わせてチェックし、旅の質アップに役立ててください。

フジドリームエアラインズ（FDA）の座席の特徴は？

フジドリームエアラインズ（FDA）は小型ジェット機「エンブラエル170/175シリーズ」を採用しており、1ブロックに2席ずつ座席が配置されているのが最大の特徴です。

機内の座席表で配置を確認してみましょう。

出典：フジドリームエアラインズ（FDA）「機材・機内サービス：客室/シート」

出典：フジドリームエアラインズ（FDA）「機材・機内サービス：客室/シート」

エンブラエル170/175はダブルバブル型の構造を採用しており、同じサイズの従来機よりも天井が高いため、従来機に比べて圧迫感が少なく広さを感じやすい機材になっています。

170と175では175のほうが8席多くなっていますが、座席の仕様やシートピッチ（座席の前後間隔）などは基本的にどちらも同じです。

「小型だから、狭くて窮屈なのでは？」と思いがちですが、FDAの座席の特徴を深掘りして魅力をチェックしていきましょう。

2席×2席の配置で全員が窓側または通路側

FDAの座席は、通路を挟んで左右に2つずつ設置されており、以下のような特徴があります。

• どの座席に座っても窓側または通路側になる
• 窓側でも比較的通路側に出やすい
• 景色の見やすい窓側に座れる確率が高い

FDAは大型機（ジャンボジェット機）によくある3人掛け・4人掛けシートではないため、必ず通路側か窓側になるのが大きな特徴です。

通路に出やすい、景色を見やすいという点で快適性や利便性が高く、小型機ならではの強みといえます。

席の半数は窓側であることから座れる可能性も高くなるため、「飛行機に乗るなら絶対に窓際がいい」という人にもFDAはおすすめです。

ソフトレザー採用のシートと周辺設計

FDAの機材の座席にはソフトレザーが採用されています。

ソフトレザーは表面が滑らかでツルツルしており、汚れや水分が染み込みにくく清潔に保ちやすいのがメリットです。

シート自体が人間工学に基づいて設計されているため、長時間のフライトでもゆったりと過ごしやすいでしょう。

座席の上には、45×35×20cmまでのキャリーバッグが収納可能な手荷物入れが備えられており、足元が手荷物でいっぱいになる心配も少なくなります。

国内線でも長いと2〜3時間のフライトになりますが、FDAのシート設計には数時間におよぶフライトを快適にする工夫がいくつも盛り込まれているのです。

座席幅・シートピッチも比較的ゆったり

FDAの座席幅（横幅）は約46cm、シートピッチ（座席の前後間隔）は約79cmで、大型機と同じくらいの広さが確保されています。

特にシートピッチは、ほかの主な航空会社と比べても高水準です。

シートピッチの広さが十分にあれば、リクライニングを利用しても後ろの乗客の迷惑になりにくく、気兼ねなく休息できます。

一般的な中型機や大型機と同等かそれ以上の快適性が期待でき、大型機などに慣れている方でもリラックスして過ごせるのではないでしょうか。

【目的・シーン別】FDAのおすすめ座席はここ！

フジドリームエアラインズ（FDA）の座席のうち、どの座席を選ぶのが最適か、目的やシーン別に紹介します。

富士山を眺めるのに適している席

静岡を拠点とするFDAといえば、多くの路線で富士山の上空や近くを通過するため、「富士山が見える席」は人気の高い座席です。

富士山狙いで座席を選ぶ場合は、次の席を参考にしてみてください。

一般的に、北から南へ向かう便ではA列、南から北へ向かう便ではF列が富士山を望みやすい傾向にあります。

静岡発の便でも、天候条件が良ければ離陸後すぐに富士山を見られることもあるでしょう。

FDAの機体は窓位置が目線（アイレベル）に合わせて設計されており、座ったままでも景色を見やすいため、富士山狙いの人は窓側席にこだわってみてください。

トイレや機内サービスを利用しやすい席

「頻繁にトイレに立つかもしれない」「ドリンクを受け取るときに隣席を気にしたくない」という方には、通路側となるC列・H列がおすすめです。

FDAの機体には、前方と後方の2カ所にトイレ（化粧室）が設置されているため、前方または後方のどちらか寄りの座席であれば、トイレまでの距離が近くなります。

さらに、通路側は機内サービスの受け取りもしやすく、飲み物やお菓子などを楽しみたい人にもうってつけの席です。

静かに過ごしたい人に向いている席

機内で静かに過ごしたい方、仮眠を取りたい方には、翼より前方の座席が向いています。

ジェットエンジンが主翼の下にあるため、翼の後方ほど騒音が大きく感じやすく、音が気になる人にはあまりおすすめできません。
逆に翼の前方であれば振動やエンジン音が比較的少なく、安定感があります。

エンジン音を気にせずゆっくりとフライト時間を楽しみたい方は、1〜7列目あたりの翼より前方の座席を選ぶと快適に過ごせるでしょう。

子供・赤ちゃん連れに向いている席

小さな子供や赤ちゃんを連れた方には後方の通路側C・H列が特におすすめですが、近くの化粧室におむつ交換台が設置されているためです。

おむつ交換台はシートベルトサインが消灯中のみ使えるほか、後方の化粧室はやや広くなっています。
出入りしやすい通路側の列で、後方の座席を確保しておくといいでしょう。

ミルク用のお湯を無料で提供してもらうことも可能なので、必要な際はスタッフにに声をかけてください。

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FDAでの座席指定の方法

おすすめの座席から気になる席が見つかったら、早速「座席指定」を行い席を確保しておきましょう。

フジドリームエアラインズ（FDA）では、以下の方法で座席指定が可能です。

早めに指定しておけば手続き時間にも余裕が出る上、好きな位置が埋まる前に確保できる可能性も高まるので、できるだけ公式サイトを利用しましょう。

あらかじめFDA公式サイトから座席指定を行う方法を確認しておけば、操作がスムーズです。

なお、公式サイトからは、予約完了前に空席状況を確認することはできません。

空席があるか確認してから予約したい場合、FDAコールセンター（0570-55-0489）のナビダイヤル2番に問い合わせてください。

FDAで座席を選ぶときの注意点

フジドリームエアラインズ（FDA）で座席指定を行うときは、おすすめ席だけではなく選ぶ際の注意点も知っておくことで、思わぬトラブルを防げます。

最後列となる19または21列目はリクライニングできないため、席を倒して休息したい人には不向きです。

富士山など外の景色を楽しみたい場合は、翼の上や窓のない席は避けたほうがいいでしょう。

窓のない席は座席表上ではわからないものの、座席指定の画面から席を選んだとき、選んだ席が窓なし席だった場合に「窓のない席です」というポップアップが出るので、選択の目安にしてください。

機内食はある？FDAの機内サービス

フジドリームエアラインズ（FDA）には機内食こそありませんが、ドリンクやパン、お菓子などのサービスが無料で提供されています。

オリジナル商品の販売もあるので、詳細をチェックしてみましょう。

無料の軽食・お菓子・ドリンク

FDAでは無料で軽食・お菓子が用意されています。
主なサービスは以下のとおりです。

• コモのクロワッサン
• シャトレーゼの焼き菓子（梨恵夢 バター風味）
• 青柳総本家のういろう
• 馬場製菓の手作り飴
• りんごジュースやコーヒーなどのドリンク類

特に人気なのは、愛知の製パン会社「コモ」が作っているクロワッサンです。
パネトーネ種という酵母を使っていることなどから日持ちが長く、口溶けの良さや風味も特徴となります。

路線限定で地域の銘菓が登場することもあり、過去には名古屋（小牧）–高知線で「人のよろしさ」（高知の乳菓）が提供されていました。

提供されている便や数量は限定される場合がありますが、いずれも無料で楽しめる嬉しいサービスばかりです。

読み物・機内誌

機内では、発着地に応じて地方新聞（静岡新聞・中部経済新聞・西日本新聞など）が複数用意されており、ビジネス客などの情報源として役立ちます。

機内誌『DREAM3776』には就航地の観光情報などが書かれているため、旅行プランの参考としても楽しめるでしょう。

JALと共同運航（コードシェア）している一部の便では、JALの機内誌『SKYWARD（スカイワード）』の閲覧もできるため、希望時はスタッフに声をかけてみてください。

まとめ：フジドリームエアラインズのおすすめ座席を確保しよう

FDAの座席は全席2列×2列の快適設計で、通路にも窓にもすぐ手が届くバランスの良さが魅力です。

景色重視ならA列やK列の窓側かつ前方席、出入りを重視するならC列やH列の通路側がおすすめですが、座席ごとの細かな注意点なども押さえた上で選択しましょう。

こだわって選んだ座席で、地域色豊かなお菓子・ドリンクなどの無料サービスを堪能しながら、FDAならではのフライトを満喫してください。

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