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東京からUSJは新幹線と飛行機のどっちが安い?費用や時間を徹底比較

2025年11月25日

東京からUSJは新幹線と飛行機のどっちが安い?費用や時間を徹底比較

東京からUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)への行き方、新幹線と飛行機で「どっちが安い?」と悩んでいませんか? 

飛行機は早割やセールで安いチケットを入手できますが、空港までの交通費や荷物代を足すと、新幹線より高くなることも。 

この記事では、単純なチケット料金だけでなく、移動にかかる総費用・総時間や快適さまで徹底比較。 

家族旅行や安さ重視派など、あなたの目的にぴったりの最適な行き方を見つけましょう。

【結論】東京からUSJへの目的別「おすすめの行き方」診断

【結論】東京からUSJへの目的別「おすすめの行き方」診断

1.家族旅行(特に子連れ)の方:飛行機より新幹線が安い

新幹線は「子供料金(6歳~12歳未満)」が大人の半額、「乳児・幼児(6歳未満)」は大人または子供1人につき2人まで同伴無料(※自由席の場合)という料金体系が非常に強力です。

一方、LCCは2歳以上から大人と同額の運賃が必要な場合が多く、大手航空会社(JAL/ANA)も3歳以上は小児運賃がかかります(大人運賃の25%割引など)。

さらに飛行機は空港アクセス費や荷物代が家族の人数分だけ増えていくため、総費用で比較すると新幹線が圧倒的に安く、かつ楽な場合がほとんどです。

2.時間と楽さを最優先したい方:新幹線がおすすめ

一見、東京からUSJへのフライト時間(約1時間15分)は新幹線(約2時間30分)より短く見えますが、これは「飛んでいる時間」だけです。

実際には、「家からUSJまでの総時間(ドア・ツー・ドア)」で比べる必要があります。 

飛行機の場合、フライト時間に加えて以下の移動時間が加わります。

  • 自宅から空港への移動時間:都心から羽田でも約45分~1時間
  • 空港での手続き時間:保安検査や搭乗待機で1時間前後
  • 到着後の移動時間:伊丹空港からUSJまで約40分+手荷物待ち

一方、新幹線は東京駅など都心の主要駅から乗車でき、保安検査もなく、出発の15分前到着でも十分です。

そのため、総時間では新幹線の方が早いか、ほぼ変わらないケースがほとんどです。

3.平日に1人旅で、安さを最優先する方:LCC(格安航空会社)がおすすめ

LCCの安いチケット代は魅力的ですが、そのメリットを享受するには条件があります。

まず、荷物は追加料金のかからない「機内持ち込みサイズ(合計7kgまでが一般的)」に収めること。

USJのお土産などで荷物が増え、帰りに受託手荷物(預け荷物)を利用すると、手荷物1個につき2,000円程度の追加料金が発生し、割高になります。 

また、LCCが主に就航する成田空港・関西国際空港は都心とUSJから遠く、空港までの移動時間と交通費が余分にかかります。

これらの「手間」と「追加コスト」を許容できるならば、LCCは最安の行き方になる可能性があります。

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4.計画的にチケットを予約できる方:飛行機または新幹線の「早割」が安い

旅行の計画を1~2か月以上前から立てられるなら、「早割」の利用で飛行機も新幹線も安くなります。

  • 新幹線の場合:「EX早特21」などを使えば、東京~新大阪間が片道1万2,980円(大人1名・のぞみ普通車指定席)となり、通常より約1,700円安くなります。価格が固定されている安心感と、新幹線本来の快適さ・速さを両立できるのが強みです。
  • 飛行機の場合:JAL/ANAの「スペシャルセイバー」「ANAスーパーバリュー」やLCCのセールを狙えば、片道1万円を切る価格も見つかります。ただし、価格変動が激しく、変更・キャンセルの条件が厳しい点には注意が必要です。

快適さと価格の安定感を重視するなら新幹線の早割、最安値を追求するなら飛行機の早割・セールがおすすめです。

東京からユニバーサルスタジオジャパン行きの総費用を徹底比較

東京からユニバーサルスタジオジャパン行きの総費用を徹底比較

新幹線:シンプルで分かりやすい料金体系

新幹線の魅力は、「総費用が予測しやすい」ことです。

東京駅から新大阪駅までの正規料金は、「乗車券(JRの基本運賃)」と「特急券(新幹線に乗るための料金)」がセットになっています。

飛行機のように、手荷物料金などの追加費用は基本的にかからないため、表示されている価格がほぼそのまま支払う総額となる、シンプルさが魅力です。

参考までに、東京~新大阪の片道の所要時間・料金(参考価格)は以下の通りです。

東京⇔新大阪 所要時間 自由席 指定席 グリーン車
のぞみ 約2時間30分 1万3,870円 1万4,720円 1万9,590円
ひかり 約3時間 1万3,870円 1万4,400円 1万9,270円
こだま 約4時間 1万3,870円 1万4,400円 1万9,270円

※2025年11月現在の通常期・正規料金です。

ただし、新大阪駅からユニバーサルスタジオジャパン(最寄りのユニバーサルシティ駅)まではJR在来線への乗り換えが必要で、別途運賃がかかります。

  • 総費用 = 新幹線チケット代 +(新大阪~USJ間の在来線運賃)

しかし、この追加費用は片道200円~400円程度と少額です。

空港アクセス費(往復数千円)や手荷物料金(片道数千円)といった大きな「追加料金」が発生しがちな飛行機と比べ、新幹線の総費用は非常に分かりやすいのが強みです。

大手航空会社(JAL/ANA):便利な空港、ただし交通費に注意

大手航空会社を利用する場合、東京の都心から近い羽田空港から、USJに最も近い伊丹空港へ飛ぶルートが一般的です。

空港の利便性が高く、快適な移動が期待できます。

しかし、航空券代の他に、必ず「空港アクセス費」が往復分かかる点に注意が必要です。

  • 総費用 = 航空券代 +(自宅~羽田空港の交通費)+(伊丹空港~USJの交通費)

この総費用の内訳を具体的に見てみましょう。

  • 航空券代(目安):片道約1万円~1万5,000円前後(JAL・ANAとも同程度)。ただし、これは通常期に早期割引(スペシャルセイバーなど)を適用した価格帯であり、予約時期や曜日によって大きく変動します。
  • 東京側のアクセス費(自宅~羽田空港):都心(例:東京駅)から羽田空港までは、電車・モノレール利用で片道500円~700円程度。リムジンバスなら片道1,200円(小児600円)です。
  • 大阪側のアクセス費(伊丹空港~USJ):伊丹空港からUSJへは、乗り換えなしで便利な直通リムジンバスが運行しており、片道1,100円(小児550円)です。電車を乗り継ぐと片道600円~1,000円程度かかります。

結果として、航空券代とは別に、空港へのアクセス費用だけで往復2,000円~4,000円程度の追加費用が発生します。

LCC(格安航空会社):運賃は最安、ただし追加料金に注意

LCC(ピーチやジェットスターなど)は、東京側は成田空港、大阪側は関西国際空港を利用するルートが基本です。 

セールや早期予約を狙えば、時に片道4,000円~7,000円台という破格の基本運賃で予約できます。

しかし、この基本運賃には航空券代以外の追加料金が含まれておらず、空港アクセス費も別途生じるため、注意が必要です。

  • 総費用 = 航空券代 +(自宅~成田空港の交通費)+(関西国際空港~USJの交通費)+(受託手荷物料金などの追加料金)

LCCの利用で注意すべき「追加料金」の代表例は以下の通りです。

  • 受託手荷物料金(荷物代):LCCの機内持ち込み手荷物は、7kg程度と厳しく制限されています。USJ旅行でお土産を買ったり、着替えを持っていったりする場合、機内持ち込みの制限を超える可能性が高くなります。 荷物を預ける場合、1個につき片道約2,000円程度の追加料金が発生します。
  • 高額になりがちな空港アクセス費:成田空港も関西国際空港も、都心やUSJから距離が離れているため、アクセスに時間と費用がかかります。往復では6,000円以上のアクセス費がかかることも珍しくありません。
    • 東京側の例:東京駅~成田空港は、バスで1,500円(小児750円)程度、電車(京成スカイライナーなど)で1,000円~1,500円程度かかります。
    • 大阪側の例:関西国際空港~USJは、直通リムジンバスで片道1,800円(小児900円)程度です。
  • 座席指定料金:LCCの座席を事前に指定する場合、座席タイプに応じて800円~2,000円程度の追加料金がかかります。

基本運賃は安く見えても、これらの追加料金を足していくと、総費用は1万円を超えることが多くなり、結果的に新幹線と変わらないか、むしろ高くなるケースも。

LCCは、荷物を預けず座席指定も不要な「身軽な旅」でこそ、その安さが最も活かされます。

【比較表】大人1人・片道の「総費用」と「総時間」目安

項目新幹線(のぞみ自由席)大手航空会社(羽田⇔伊丹)LCC(成田⇔関西)
基本運賃の目安1万3,870円約1万円~1万5,000円約4,000円~7,000円
受託手荷物料金(20kg以内)0円0円 1個につき約2,000円~(個数や重量により変動)
東京側 交通費の目安0円(東京駅起点)500円~1,200円1,000円~1,500円
大阪側 交通費の目安200円~400円(新大阪駅~USJ)600円~1,100円1,800円(直通バス)
片道総費用の目安約1万4,000円約1万2,000円~1万7,000円約9,000円~1万2,000円 (受託手荷物1個の場合)
総時間(ドア・ツー・ドア)約3時間半約4時間半~5時間約5時間半~6時間

※航空運賃は予約時期や曜日により大きく変動します。

早割が安いのはどっち?計画的な新幹線 vs セール狙いの飛行機

早割が安いのはどっち?計画的な新幹線 vs セール狙いの飛行機

東京からUSJへの旅費を安くする最大の鍵は「早割」の活用です。 

「出発日の約3週間~1か月以上前」にチケットを予約する場合を想定して、どっちが安いのかを比較します。

新幹線の早割:料金固定で安心な「EX早特」

新幹線の早割は、ルールが明確で料金が固定されているのが特徴です。

  • 代表的な早割:「EX早特21」(乗車日の21日前までの予約)
  • 利用方法:「スマートEX」などの会員サービスから予約します。
  • 料金(片道):東京~新大阪間の「のぞみ」普通車指定席が片道1万2,980円。通常料金(1万4,720円)から1,740円安くなります。平日・土休日ともに同額なのも大きなポイントです。
  • メリット:「21日前に予約すれば必ずこの値段」という安心感があります。飛行機のように価格変動を気にする必要がなく、旅行全体の予算が確定しやすいです。
  • 注意点:繫忙時期(ゴールデンウィーク、お盆、年末年始)には「設定除外日」があり、EX早特が使えない日があるため注意が必要です。

飛行機の早割:最安値の可能性と価格変動リスク

飛行機の早割は、予約タイミングと需要によって価格が大きく変動する「ダイナミックプライシング」が特徴です。

◯ 大手航空会社の早割・セール

大手航空会社のチケット代が安くなるタイミングは、主に以下の2つです。

  1. 早期予約(早割):ANAの「スーパーバリュー」とJALの「スペシャルセイバー」は、搭乗日の28日前・45日前・75日前など、早く予約するほど割引率が高くなります。例えば75日前(スーパーバリュー75など)の予約では、羽田~伊丹便が片道1万1,000円程度になることがあり、新幹線の「EX早特21」と価格的に十分競合します。ただし、便の時間帯や残席数によって価格は変動します。
  2. 不定期セール:ほぼ毎月開催される「JALセール」や「ANAスーパーバリューセール」では、羽田~伊丹便が片道7,000円台~8,000円台で購入できるチャンスがあります。

ただし、これらの安い運賃は便が限定されていたり、予約の変更ができなかったりするため、条件をよく確認する必要があります。

◯ LCCの早割・セール

LCCには、「〇日前まで」という体系的な早割はありませんが、早く予約するほど料金が安くなる傾向にあります。

成田~関西の路線があるピーチやジェットスターが開催する不定期セールでは、タイミングが合えば片道3,000円台になることもあり、基本運賃の安さだけを見れば最強です。

早割・セールの比較ポイント

◯ 飛行機(LCC・大手):安さのポテンシャル vs 争奪戦リスク

LCCのセールやJAL/ANAの75日前予約(スペシャルセイバーなど)を利用すれば、新幹線より数千円安く移動できる可能性があります。

ただし、セールの競争率は非常に高く、「昨日見た価格が今日はもうない」ということが頻繁に起こります。

最安値のためなら、こまめに価格をチェックする手間を惜しまない方に向いています。

◯ 新幹線:価格の安定性と安心感

「予算の確実性と安心感」を重視するなら、新幹線の「EX早特21」がおすすめです。

こちらは乗車21日前までの予約で、片道1万2,980円(通常期)という固定価格になります。

飛行機のような価格の変動がないため、予算をきっちり管理したい場合には最適です。

飛行機と新幹線を「時間」「楽さ」で比べたらどっちがおすすめ?

飛行機と新幹線を「時間」「楽さ」で比べたらどっちがおすすめ?

「飛行機は速い」と思いがちですが、それは「飛行時間(約1時間15分)」だけを見た場合です。

家を出てからUSJのゲートに着くまでの「総時間(ドア・ツー・ドア)」で比較すると、この結果は逆転します。

総時間(ドア・ツー・ドア)は新幹線が速い

移動のプロセス全体を分解して、具体的なシミュレーションを見てみましょう。

◯ 新幹線の旅(例)

  • 自宅から東京駅へ(例:20分)
  • 駅での待機(出発15分前に到着):15分
  • 新幹線乗車(東京駅~新大阪駅):約2時間30分
  • 在来線に乗り換え(新大阪駅~ユニバーサルシティ駅):約20分
  • 駅からUSJゲートまで:徒歩5分

= 合計 約3時間30分

◯ 飛行機の旅(羽田~伊丹の例)

  • 自宅から羽田空港へ(例:45分)
  • 空港での手続き(チェックイン・荷物預け):30分
  • 保安検査場の通過(混雑時は行列):30分
  • 搭乗ゲートでの待機:30分
  • 飛行時間:約1時間15分(75分)
  • 降機・手荷物受取:30分
  • 伊丹空港からUSJへ(リムジンバス):約40分

= 合計 約4時間40分

この試算が示すように、飛行機は「空を飛んでいる時間」以外に、地上での手続きや移動に約3時間半も費やしています。 

特に、空港には保安検査の締め切り(出発20分前など)があるため、余裕を持って1時間前には到着する必要があり、この「待機時間」が総時間を長くする大きな要因です。

この試算では、新幹線の方が1時間も早い結果となりました。

もしLCC(成田~関西)を利用する場合、空港がさらに遠くなります。

  • (東京側)都心から成田空港まで:格安バスや電車で片道約1時間~1時間半
  • (大阪側)関西国際空港からUSJまで:リムジンバスで片道約1時間10分 

これだけで大手航空会社(羽田~伊丹)ルートより、さらに1時間近く移動時間が増える可能性があります。

手続きの「楽さ」も新幹線が有利

移動の楽さ、ストレスの少なさも重要です。

どれだけ「やること」「考えること」が少ないかも、旅の快適さを左右します。

◯ 新幹線:手続きがシンプルでストレスフリー

出発15分前に東京駅に着けば、余裕を持って乗車できます。

駅弁や飲み物を買い、改札機にチケットまたはICカードをタッチして通れば、あとはホームに上がるだけ。

  • 荷物検査なし:液体物の厳しい制限がなく、PCをバッグから出す必要もありません。
  • 手荷物預けなし:大きなスーツケースも、規定サイズ内であれば追加料金なしで持ち込めます(※3辺合計160cm超の特大荷物は専用座席の事前予約が必要)。
  • 乗車中も快適:ほぼ全区間でインターネット(Wi-Fi)が利用でき、携帯電話の通話もデッキで可能です。

◯ 飛行機:やることが多く、時間管理のストレスも

空港では、新幹線にはない多くのプロセスが発生します。

  1. 空港カウンターでの手続き:荷物を預ける場合、カウンターに並ぶ必要があります(オンラインチェックインや自動手荷物預け機の利用で時間短縮は可能)。
  2. 保安検査:ここが最大の関門です。特に週末・連休や平日の朝夕は空港が混雑し、長蛇の列になることも。
  3. 搭乗ゲートでの待機:保安検査を通過した後も、出発の20分~30分前からゲート周辺で待機します。
  4. 到着後の手荷物受取:飛行機を降りた後、荷物を預けた場合はターンテーブルで自分の荷物が出てくるのを待つ時間(約20分~30分)が発生します。

結論として、トータルの「速さ」と「楽さ」を求めるなら、新幹線が圧倒的に有利です。

ただし、飛行機でも「オンラインチェックイン」を活用し、「荷物を預けない(機内持ち込みのみ)」、「保安検査が混雑する時期・時間帯を避ける」といった工夫をすれば、列に並ぶ時間を大幅に短縮することは可能です。

土日・連休は飛行機と新幹線のどっちが安い?料金の変動を比較

土日・連休は飛行機と新幹線のどっちが安い?料金の変動を比較

土日や連休に東京からUSJへの旅行を計画する際、この価格変動の違いが重要な判断材料になります。

飛行機:週末や連休は価格が急騰

飛行機の運賃は「ダイナミックプライシング(変動料金制)」が基本です。

需要が高まれば価格が上がり、需要が低ければ下がります。

旅行需要が集中する金曜の夜、土曜の朝、日曜の午後などは価格が最も高騰します。

  • LCCの例:平日なら片道4,000円~7,000円のチケットが、週末には8,000円~1万円以上に跳ね上がることもあります。
  • 大手(JAL/ANA)も同様:平日は早割で1万円程度でも、週末の混雑する時間帯は1万5,000円を超えることがあります。

新幹線:週末でも料金はほぼ同じで安定的

新幹線は、料金がカレンダー(通常期・繁忙期・閑散期・最繁忙期)によって明確に決まっています。

多くの週末が含まれる「繁忙期」でも、通常期プラス200円です。

ゴールデンウィークやお盆、年末年始などの「最繁忙期」でもプラス400円と、値上がり幅が小さいのが最大の特徴です(※自由席は通年同額です)。

週末や連休に旅行するなら、価格が安定している新幹線が断然お得です。

飛行機の場合、往復で平日より1万円以上高くなる可能性もありますが、新幹線なら往復でも数百円の差しかありません。

週末旅行者にとって、新幹線は予算が立てやすい選択肢と言えます。

家族(子連れ)旅行の安い行き方は?総費用をシミュレーション

家族(子連れ)旅行の安い行き方は?総費用をシミュレーション

大人2人、子供1人(7歳・小学生)、幼児1人(4歳・未就学児)の家族4人で東京からUSJへ向かうケースを例に、各交通手段の片道の総費用を比べてみましょう。

新幹線:子供半額・幼児無料で圧倒的に安い

新幹線は、家族旅行に非常に優しい料金体系です。

  • 子供(6~12歳未満):乗車券・特急券ともに大人の半額。
  • 幼児(1~6歳未満):大人の膝の上なら無料で同伴可能(大人1人につき2人まで)。お子様が1人で指定席やグリーン席を使う場合、子供料金が必要。
  • 荷物:追加料金なし(※3辺合計160cm超の特大荷物の持ち込みは事前予約が必要)。

【試算】新幹線(片道・のぞみ指定席)

  • 大人2名(1万4,720円✕2名):2万9,440円
  • 子供1名(7歳・子供料金):7,360円
  • 幼児1名(4歳・膝の上):0円
  • 片道合計: 3万6,800円

※幼児が1人で指定席を使う場合は「子供」料金(7,360円)がかかり、合計は4万4,160円です。

大手航空会社(JAL/ANA):子供割引はあるが、総費用は高額に

JALとANAは、子供向けの料金体系があります。

  • 子供(満3際~12歳未満):子供料金(大人運賃の約25%割引など、プランによる)が適用されます。
  • 幼児(生後8日~3歳未満):大人の膝の上なら無料(大人1人につき幼児1人まで)。お子様が1人で座席を使う場合は子供料金が必要。
  • 荷物:1人20kgまで受託手荷物無料。

【試算】大手航空会社(片道・羽田~伊丹)

  • 大人2名(早割で1人約1万4,000円と仮定):約2万8,000円
  • 子供1名(7歳・大人料金より25%割引):約1万500円
  • 幼児1名(4歳・座席確保のため子供料金適用):約1万500円(※4歳幼児も長時間のフライトや移動を考慮し座席確保を推奨)
  • 空港アクセス費(4人分):約4,000円
  • 片道合計(目安): 約5万3,000円

受託手荷物料金は20kgまで無料ですが、4人分の空港アクセス費が加わるため、総額は新幹線より高くなります。

LCC:子供も「大人料金」、総費用は高騰しやすい

新幹線・大手航空会社と比較すると、LCCは家族旅行に厳しい料金体系です。

  • 子供(2歳以上):多くのLCCで大人と同額の運賃が必要です。
  • 荷物:家族3~4人分の荷物を預ければ、それだけで片道2,000円~5,000円以上の追加料金が発生することも。
  • 空港アクセス費:自宅~成田空港、関西国際空港~USJへの交通費も4人分かかります。

【試算】LCC(片道・成田~関西)

  • 基本運賃(1人約7,000円と仮定):約2万8,000円
  • 受託手荷物(2個と仮定):約4,000円
  • 空港アクセス費(4人分):約5,000円
  • 片道合計(目安): 約3万7,000円

上の試算はLCCの運賃が7,000円の場合ですが、もし週末などで運賃が8,000円~1万円以上に高騰すれば、総額は約4万円を超え、新幹線より大幅に高くなります。

家族旅行の総費用の比較ポイント

大手航空会社は子供割引があっても、総額では最も高額になる可能性が高いです。

LCCは受託手荷物料金が生じるため、荷物が多くなりがちな家族旅行には不向きです。

料金の分かりやすさ、追加費用の心配がない安心感、そして総額の安さから、東京からUSJへの家族旅行は新幹線が圧倒的におすすめです。

快適さで選ぶなら?新幹線のグリーン車 vs 飛行機の上位クラス

快適さで選ぶなら?新幹線のグリーン車 vs 飛行機の上位クラス

東京からUSJまでの移動時間を、少し贅沢に、より快適に過ごしたい場合、上位クラスの追加料金を比較してみましょう。

新幹線「グリーン車」の料金

  • 追加料金(目安):普通車指定席(通常期)に約4,870円追加。(片道総額1万9,590円)
  • サービス内容(約2時間半):
    • 座席:通常の「3列×2列」から「2列×2列」になり、座席幅と肘掛けのスペースが格段に広くなります。
    • 快適性:深いリクライニング、フットレスト(足置き)、広い足元スペース、読書灯など、長時間の乗車でも疲れにくい設備が整っています。
    • 環境:普通車に比べて乗客が少なく、静かで落ち着いた車内環境が保たれていることが多いです。

以上のように、東京からUSJへの移動時間「そのもの」の快適性を純粋に高めるアップグレードです。

飛行機:「クラスJ(JAL)」の料金

  • 追加料金(目安):普通運賃にプラス1,100円~2,200円(※当日アップグレードの場合)。
  • サービス内容(約1時間15分):普通席より約18cm広いシートピッチ(足元のスペース)や、レッグレスト(一部機材)でリラックスできます。

最も手頃な価格で、短時間のフライトの快適性を少し高めたい場合に最適な「コスパ型」アップグレードです。

飛行機:「ファーストクラス(JAL)」/「プレミアムクラス(ANA)」の料金

  • 追加料金(目安):普通運賃にプラス1万円~1万2,100円。
  • サービス内容(約1時間15分+空港滞在時間):
    • 空港サービス:専用チェックインカウンター、専用保安検査場、出発前の空港ラウンジ利用(ドリンクや軽食)が大きな魅力です。
    • 優先搭乗・手荷物:優先的な搭乗や、到着後の手荷物優先受取が可能です。
    • 座席:電動リクライニングシート、大型ディバイダー(仕切り)など、プライベート感のある豪華な座席です。
    • 機内サービス:シェフ監修の機内食(時間帯による)や、アルコールを含む充実したドリンクが提供されます。

飛行時間(約1時間15分)だけでなく、空港での待ち時間も含めた「移動体験全体」を格上げする総合的なプレミアムサービスです。

快適さの比較ポイント

純粋に「移動時間中の快適さ」を長時間楽しみたいなら、新幹線の「グリーン車」がおすすめです。

約2時間半にわたり、広い座席の恩恵を受けられます。

空港での待ち時間も含めた「総合的な特別感・ストレスフリー」を求めるなら、JAL「ファーストクラス」やANA「プレミアムクラス」が向いています。

ラウンジ利用や優先搭乗が、1万円以上の費用に見合う価値と感じるかどうかがポイントです。

コストを抑えつつ「少しだけ快適に」したいなら、JAL「クラスJ」が最も手軽な選択肢です。

まとめ:東京からUSJへ、自分に合った安い行き方の選び方

東京からUSJへの行き方について、新幹線と飛行機を中心に徹底比較してきました。

「どっちが安いか」という問いへの答えは、「あなたの優先順位と状況によって変わる」というのが結論です。

  • 「家族旅行(子連れ)や週末の旅行」なら、お得な子供料金や週末料金の安定性を理由に、新幹線が圧倒的に安く、かつ快適です。
  • 「時間と楽さ」を最優先するなら、煩雑な手続きや待ち時間がない新幹線が「ドア・ツー・ドア」で最速となる可能性が高いです。
  • 「最安値」を追求するなら、平日のLCCが最強ですが、荷物代や空港アクセス費などの追加料金を計算に入れる必要があります。

大切なのは、目先のチケット代だけでなく、空港アクセス費や荷物代まで含めた「総費用」と、移動手続きにかかる「総時間」で判断することです。

この記事の比較を参考に、あなたの旅行スタイルに最も合った安い行き方を見つけて、東京からUSJへの旅行を楽しんでください。

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