24時間予約可能!格安航空券センター

飛行機に充電器は機内持ち込みできる?

2025年09月25日

飛行機に充電器は機内持ち込みできる?

飛行機に乗る時は、時間つぶしにスマホや携帯ゲーム機などを持ち込むことが多いですよね。

しかし、長時間のフライトでは、バッテリーが足りなくなることも考えられます。

充電器を持っていきたいけれど、機内持ち込みができるのかどうか、ご不安ではありませんか。

この記事では、飛行機にモバイル充電器やコンセント式充電器が持ち込めるのか、詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

モバイル充電器は飛行機の機内持ち込み品

モバイル充電器は飛行機の機内持ち込み品

モバイル充電器は、機内持ち込み手荷物として飛行機に持ち込みます。

間違えてスーツケースの中などに入れて預け入れてしまわないよう気を付けてください。

モバイル充電器を機内に持ち込む際の注意点

モバイル充電器を飛行機の機内に持ち込む際は、次のような点に注意しましょう。

容量と個数の制限

機内に持ち込めるモバイル充電器は、容量と個数に制限が設けられています。

容量制限
100Wh以下個数制限なし(※)
100Wh以上160Wh以下2個まで
160Wh以上飛行機に持ち込み不可

※100Wh以下のモバイル充電器に関し、政府は特に個数制限を設けていませんが、ANAは20個までとしています。

機内に持ち込めるモバイル充電器の容量は、160Wh以下のもののみです。

160Whを超えると、機内への持ち込みも預け入れもできません。

また、モバイル充電器の容量が100Wh~160Whであれば、機内への持ち込みは2個までしか認められていませんが、100Wh以下であれば、ほとんどの航空会社で個数の制限なく持ち込みが認められています。

飛行機にモバイル充電器を持ち込みたい方は、事前に容量を確認しておくといいでしょう。

ワット時定格量(Wh)の求め方

市販されているほとんどのモバイル充電器の容量は、単位にmAh(ミリアンペアアワー)が使われています。

しかし、モバイル充電器を飛行機に持ち込む際の容量の単位にはWh(ワットアワー)が使われており、mAh(ミリアンペアアワー)は使われていません。

お持ちのモバイル充電器が何mAh(ミリアンペアアワー)かわかっていても、何Wh(ワットアワー)かがわからないと困りますよね。

mAh(ミリアンペアアワー)をWh(ワットアワー)に変換する公式は、次の通りです。

Wh=3.7(V)×mAh÷1,000

3.7Vとは、モバイル充電器に内蔵されているリチウムイオン電池の電圧です。

この公式に当てはめて、大容量といわれる10000mAhのモバイル充電器は何Whになるかを計算してみます。

3.7(V)× 10000(mAh) ÷ 1,000 = 37Wh

37Whとなり、100Wh以下ですので、問題なく機内に持ち込めることがわかります。

さらに容量の大きい20000mAhのモバイル充電器であれば

3.7(V)× 20000(mAh) ÷ 1,000=74Wh

74Whとなり、こちらも100Wh以下ですので、問題なく機内に持ち込めます。

機内持ち込みが制限されているモバイル充電器の容量Wh(ワットアワー)をmAh(ミリアンペアアワー)に換算すると、次のようになります。

容量Wh容量mAh
100Wh以下27027mAh以下
100Wh以上160Wh以下27027~43243mAh
160Wh以上43243mAh以上

一般的に販売されているモバイルバッテリーのほとんどが27027 mAh 以下、つまり100Wh以下ですので、問題なく飛行機の機内へ持ち込めます。

機内持ち込み時の取り扱いと注意点

モバイル充電器を機内に持ち込む際は、損傷しないよう衣類にくるんだり保護ケースに入れたりしてからバッグなどの機内持ち込み手荷物に収納し、持ち込みます。

機内に入って座席に到着したら、モバイル充電器をバッグなどの手荷物から取り出し、手元や座席ポケットなど常に確認できる場所に保管します。

バッグは頭上の収納棚に入れても、モバイル充電器は絶対に収納棚に入れないよう注意してください。

また、モバイル充電器を使ってスマホに充電する場合は、常に状態が確認できる場所で行うようにしてください。

これらの点については、後程詳しく解説します。

なぜモバイル充電器は飛行機の機内持ち込み品なの?

なぜモバイル充電器は飛行機の機内持ち込み品なの?

モバイル充電器は、機内持ち込み手荷物であり、貨物室に預け入れることができません。その理由を説明します。

リチウムイオン電池は発火の恐れがある

モバイル充電器には、リチウムイオン電池が内蔵されています。

リチウムイオン電池はエネルギー密度が大変高く、ちょっとした衝撃や内部のショートで発火してしまう恐れがあります。

飛行機の貨物室は、荷物が過密状態です。

この中にモバイル充電器が入っていれば、気圧の変化やちょっとした揺れが衝撃となり、過熱・発火してしまう恐れがあります。

しかも、貨物室にはスタッフがいません。

万が一、貨物室に火災が発生した場合、発見が遅くなり、消火活動が困難となって大きな事故を招いてしまう危険性があります。

その点、モバイル充電器が機内に持ち込まれていれば、火災が発生してもスタッフがいるため早く消火活動に入ることができます。

そのため、モバイル充電器は貨物室に預け入れず、機内持ち込み扱いとなっているのです。

2025年7月8日からの新ルール

国内外でモバイル充電器が原因とみられる飛行機内での発火・発煙事例が相次いだことにより、国土交通省は2025年7月8日から、機内におけるモバイル充電器の取り扱いについて、新たに次のようなルールを設け、航空会社に徹底させています。

  1. モバイルバッテリーを座席上の収納棚に収納しないこと。
  2. 機内でのモバイルバッテリーから携帯用電子機器への充電、または機内電源からモバイルバッテリーへの充電については、常に状態が確認できる場所で行うこと。

また、既に、国際基準に基づき、次の2点が取り決められています。

  • 機内預け入れ荷物にモバイルバッテリーを含めることを禁止
  • 機内持ち込み可能なモバイル充電器の個数・容量制限

先に述べた「モバイル充電器の容量と個数の制限」や「機内での取り扱い注意点」は、航空会社の単なる取り決めではなく、国土交通省からの正式な通達です。

海外では既にモバイル充電器が原因とみられる航空機炎上事故が発生しています。

今後の搭乗に際しては、乗客一人一人が決められたルールをしっかりと守ることが大切だといえるでしょう。

モバイル充電器を飛行機の預け入れ荷物に入れたらどうなる?

モバイル充電器を飛行機の預け入れ荷物に入れたらどうなる?

モバイル充電器は、機内持ち込み荷物ですが、うっかりスーツケースの中に入れて預けてしまったらどうなるのでしょうか。

ここでは、モバイル充電器を預け入れ荷物に入れてしまった時の対処法を紹介します。

気づいた時点で航空会社に申告する

間違えてモバイル充電器を預け入れ荷物の中に入れてしまった場合、気づいた時点ですぐに航空会社に申し出て、荷物から取り出さなくてはなりません。

その際、荷物の引き換え番号と身分証の提示が必要です。

モバイル充電器を取り出したら、そのまま機内に持ち込みます。

保安検査で見つかった場合

空港のエックス線検査で、モバイル充電器が預け入れ荷物の中に入っていることが見つかった場合、航空会社から取り出しを命じられます。

その場にいなければ空港で名前が呼び出されますから、速やかに赴いて、預け入れ荷物からモバイル充電器を取り出さなくてはなりません。

時間がかかり、搭乗に遅れが生じたり、最悪の場合、飛行機に乗れなくなったりする可能性があるため注意してください。

海外旅行では絶対に預け入れ荷物に入れないこと

国内線はまだしも、国際線の場合、さらに厳しい結果となることがあります。

国際線の保安検査で、モバイル充電器がスーツケースの中に入っていることがわかると、勝手に取り出されて捨てられてしまうことがあります。

また、海外の航空会社では、モバイル充電器の機内での使用を禁じる動きが急速に広がっており、シンガポール航空では、2025年4月1日よりモバイル充電器の使用、および充電が禁止されています。

こうした動きは、他の航空会社にも波及する恐れがあり、今後の情報に十分注意が必要です。

海外旅行ではモバイル充電器の複数持ち込みがおすすめ

海外旅行では、長距離のフライトとなるため、携帯端末のバッテリーがすぐになくなることを考え、100Wh以下の一般的なモバイル充電器を複数持ち込むのもいいでしょう。

コンセント式充電器は飛行機の機内持ち込みも預け入れもOK

コンセント式充電器は飛行機の機内持ち込みも預け入れもOK

モバイル充電器は、機内持ち込みのみで貨物室への預け入れはできませんが、コンセント式の充電器は、発火の恐れがあるリチウムイオン電池が内蔵されていないため、機内への持ち込みも預け入れも可能です。

飛行機の機内でスマホや携帯ゲーム機などを充電する必要がないのなら、コンセント式充電器は預け入れ荷物の中に入れてしまっても問題ありません。

飛行機にコンセントが付いているとは限らない

機内でコンセント式充電器を使ってスマホなどを充電したい場合、座席下部等に設置されているACコンセントにコンセント式充電器を差し込んだり、USB電源に充電コードをつないだりする必要があります。

ところが、全ての飛行機にACコンセントやUSB電源が備わっているわけではありません。

利用する航空会社の飛行機にACコンセントやUSB電源が備わっているかどうか、事前にホームページなどで確認しておくといいでしょう。

コンセントのない飛行機は?

飛行機の機内にACコンセントやUSB電源といった電源がある航空会社と、ない航空会社をまとめました。

コンセント(電源)があるコンセント(電源)がない
ANAジェットスター
JALソラシドエア
スカイマークピーチ
スターフライヤーエアドゥ
(ボーイング767型機にはUSB電源あり)

LCCの飛行機の多くが、機内にコンセントを設置していません。

コンセントのない飛行機に搭乗予定で、機内でスマホ等の充電をしたい方は、モバイルバッテリーを持ち込むようにしてください。

飛行機におけるスマホや携帯ゲーム機など電子機器取り扱いの注意点

飛行機におけるスマホや携帯ゲーム機など電子機器取り扱いの注意点

飛行機に乗っている間、多くの方がスマホや携帯ゲーム機などを使って時間つぶしをしています。

スマホやノートパソコン、タブレット、携帯ゲーム機といった多くの電子機器には、リチウムイオン電池が使われています。

機内でリチウムイオン電池を使った電子機器を利用する際、次のような点に注意が必要です。

機内で電子機器を利用する時の注意点

機内でリチウムイオン電池を使った電子機器を利用する際、次のような状態になったら、すぐに客室乗務員を呼んでください。

  • 手に持てないほど熱くなる
  • 煙が出る
  • 座席に挟まってしまった

特に、モバイル充電器が座席に挟まってしまった場合、無理に引き出そうと座席を動かすとモバイル充電器を損傷してしまう可能性があり、発火のリスクが高まるため、自分では何もせず、すぐにスタッフを呼んでください。

電子機器を預け入れる際の注意点

リチウムイオン電池を使った携帯ゲーム機、ノートパソコン、タブレットなどの電子機器は、160Wh以下であれば、機内へ持ち込めるだけでなく、預け入れることもできます。

預け入れ得る際は、次のような点に注意してください。

  • 必ず電子機器本体の主電源を切ること(スリーブモードは不可)
  • 衝撃を受けにくくするため衣類にくるんだりケースに入れたりなど保護をしてから預け入れ荷物に入れる

飛行機に持ち込める充電器についてのまとめ

日常生活に切り離せない電子機器の多くに、発火の危険性があるリチウムイオン電池が使われています。

特に、モバイル充電器は、リチウムイオン電池が原因と考えられる発火や発煙の事例が相次いでおり、飛行機に持ち込む際には必ず機内持ち込みし、確認できる状況下できちんと管理することが必要です。

ルールを遵守し、安全で安心できる空の旅を楽しみたいですね。

関連記事

格安航空券の検索はこちら

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

格安航空券センターはJALの国内発着便(札幌、羽田、中部、小松、伊丹、関空、神戸、福岡、鹿児島、沖縄を中心に)をメインに格安航空券を販売しております。当日の最大3時間前まで格安航空券が購入可能です。

このページの先頭へ