フジドリームエアラインズ(FDA)の機体ガイド!色・座席・安全性まで徹底解説
2025年11月17日

フジドリームエアラインズ(FDA)は名前こそ大手ほど知られていませんが、実は全国の地方路線を支える存在で、快適性や運航の安定性に強みを持つ航空会社です。
「どんな機体なのか気になる」「小型機と聞いたけど狭いのでは?」という人でも、不安をほどいて安心して選べるように、機体の特徴や安全性などに関する情報をまとめました。
カラー豊富な機体の楽しさから、数字で見える安全性まで、FDAを選ぶ前に必要なポイントを一度で把握しにいきましょう。
目次
フジドリームエアラインズ(FDA)の機体の特徴

フジドリームエアラインズ(FDA)とは、名古屋空港(小牧)と静岡空港をハブ空港として、札幌から鹿児島までの各地に路線を展開しています。
愛知県の空港としてはセントレア空港(中部国際空港)が有名ですが、FDAは名古屋(小牧)空港に就航しており、地方路線への強みが大きな魅力です。
使用する機体にも、以下のような目を見張る特徴があります。
- 小型ジェット機「エンブラエル」を使用
- 機材カラーのバリエーションが豊富
- 必ず窓側か通路側になる2×2の座席配列
- 座席間隔はJALなどの大手航空会社と同等サイズ
機体の特徴を一つずつみていきましょう。
小型ジェット機「エンブラエル」を使用
FDAが採用している機体は、ブラジルのエンブラエル社が製造する小型ジェット機「エンブラエル(E170 / E175)」です。
エンブラエル社の機体は世界で使用されており、日本ではFDA以外にJALも導入しているほか、ANAが2028年から同シリーズの導入を決めたことでも話題になりました。
離着陸性能に優れているため、滑走路が短い地方空港でも安定した運航を実現できます。
機内はダブルバブル形の構造を採用したことにより、同サイズの従来機よりも天井が高く、ゆったりとした広さを感じることができるでしょう。
座席上の手荷物入れは45×35×20cmまでのキャリーバッグが入るなど、収納スペースも十分です。
小型機だから狭くて窮屈と思っている方も、安心して利用できる仕様となっています。
機材カラーのバリエーションが豊富
2025年11月現在、FDAの機材カラーバリエーションは、ピンクやグリーン、ゴールド、レッドなどを含む15種類もあります。
FDAの機材カラーの豊富さについてはテレビで取り上げられたこともあり、FDAで搭乗する時の楽しみの1つです。
必ず窓側か通路側になる2×2の座席配列
FDAのエンブラエル機(E170 / E175)は、客室が2×2の4列構成になっています。
どの座席を選んでも必ず「窓側」か「通路側」のどちらかになるのが大きなメリットです。
一般的な大手機材(3×3の6列)にある「真ん中の席」がそもそも存在しないため、知らない人に挟まれる心配がありません。
「窓から景色を楽しみたい」「トイレに行きやすい通路側がいい」 といったメリットも享受しやすく、自分の好みに合わせて選びやすい構造になっています。
特にFDAといえば航路や座席次第で富士山が拝めるのも醍醐味なので、FDAの景色が見やすい座席選びのコツを押さえておくのもおすすめです。
機体がコンパクトな分だけ通路が短く、機内の移動や降機もスムーズにできます。
座席間隔はJALなどと同等サイズ
LCCとして認識されることもあるFDAですが、実はANAやJALといったFSC(フルサービスキャリア)であり、座席間隔もJALの普通席と同等の約79cmです。
LCCであるジェットスターの座席間隔は約71〜74cm(A320、A321)とされるため、比較してもFDAのシートピッチの広さがわかります。
こうした特徴から、以下のようなメリットを期待することが可能です。
- 膝が前席に当たりにくい
- 前の席がリクライニングしても窮屈にならない
- ノートPCやタブレット操作がしやすい
- 背の高い人でも疲れにくい
フルサービスキャリアならではの快適なフライトをお得な価格で楽しみたい人にも、FDAという選択肢がマッチするでしょう。
FDAのように座席間隔が広い便を選べば、同じ移動でも疲れ方がまったく違います。
ただ、航空券の価格は日によって大きく変わるため、「実はもっと安い選択肢があった」というケースも珍しくありません。
格安航空券センターなら、FDAのほかにJALやLCC含む複数社の料金をまとめて比較でき、その時点で最も安い便をすぐに把握できます。
「値段だけ」でも「サービスだけ」でもなく、両方をしっかり比較して決めるためにも、一括検索を試してみてください。
FDAの機体一覧!15のマルチカラーコンセプト

フジドリームエアラインズ(FDA)の機体といえば、鮮やかな色合いで魅せる「マルチカラーコンセプト」のボディカラーです。
機体カラーは全16機15色とバリエーションが豊富で、個性豊かな色がそろっています。
ここでは代表的なカラーリングを中心に、どのような色があるかみてみましょう。
| ドリームレッド | ピンク |
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| ゴールド | グリーン |
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出典:フジドリームエアラインズ(FDA)「機材/機内サービス:使用機材」
ここに掲載した4色以外にも、下記のカラーラインナップがあります。
- ライトブルー
- オレンジ
- パープル
- イエロー
- ティーグリーン
- シルバー
- ホワイト
- ネイビー
- ワインレッド
- ローズピンク
- バイオレット
これらの多彩なカラーリングは「日本各地の多様な魅力を結ぶ翼」というFDAのコンセプトを反映したもの。
どの色の機体に当たるかは基本的にランダムで、搭乗当日までのお楽しみです。
カラー目当てでFDAを利用する航空ファンもいるほどで、旅のワクワクを高めてくれる魅力のひとつになっています。
FDAの機体は安全?運航体制をチェック
フジドリームエアラインズ(FDA)は、小型ジェット機を運航するリージョナル空港として、安全性の確保に特に力を入れています。
ここではFDAの安全報告書(2023年 / 2024年)をもとに、FDAの機体や運航体制の安全性を解説します。
事故・重大インシデントの有無
FDAは毎年「安全報告書」を公開しており、事故・重大インシデントの発生状況や再発防止策を明確に提示しています。
2023年・2024年の安全報告書によれば、事故および重大インシデントの発生はなく、国からの行政処分・行政指導等もありませんでした。
国の基準では、生命に関わる損害が発生すると「事故」、その一歩手前の重大なトラブルが「重大インシデント」と分類されますが、近年のFDAではどちらも起こっておらず、高い安全性の下で運航されていることがわかります。
「地方メインだから」「小型ジェット機を扱っているから」などの理由で、安全性の面で大手空港に劣ることは一切ないといえるでしょう。
数字で見る安全・安定運航
FDAの安全性や安定性の高さを見るには、数字データを確認することもポイントです。
2024年度における定時運航率を、FDAと他社とで比較してみましょう。
| 月 | FDA | トキエア | 天草エアライン |
|---|---|---|---|
| 4月 | 96.47% | 91.00% | 83.39% |
| 5月 | 96.00% | 86.21% | 77.33% |
| 6月 | 97.37% | 93.10% | 81.82% |
| 7月 | 93.96% | 87.86% | 64.84% |
| 8月 | 88.27% | 80.91% | 44.98% |
| 9月 | 94.46% | 94.24% | 66.89% |
| 平均(4〜9月) | 94.42% | 88.89% | 69.88% |
出典:国土交通省「特定本邦航空運送事業者以外に係る情報(令和6年度国内輸送実績)」
3社の定時運航率を比べると、FDAは6カ月平均94%超と最も高く、月ごとの変動も小さいことが特徴です。
地方路線を中心に運航しながらもこれだけ安定した定時運航率を保っている点は、日々の整備・運航管理が着実に機能している裏付けと言えます。
数字から見てもFDAが安定して飛ぶ航空会社であることがわかり、利用時の安心材料になるでしょう
まとめ:フジドリームエアラインズの機体や運航体制に注目してみよう
フジドリームエアラインズ(FDA)の機体や運航体制を知っておくと、利用前の不安がぐっと減り、どの路線でも安心して選べるようになります。
エンブラエル機ならではの座席配置や豊富な機体カラー、定時運航率などの安全性・安定性など、知れば知るほど魅力的に見えるのもFDAの特徴でしょう。
地方路線中心の航空会社という持ち味を理解しておくことで、航空会社選びに役立てて、旅の質をより一層高めてください。
FDAをはじめ、地方路線の航空券は「同じ日でも値段が大きく変わる」ため、知らないうちに割高な運賃を選んでしまう人も少なくありません。
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