東京出発!でもLCCは成田から。羽田空港・成田空港どっちを選ぶ?違いは?
2025年06月30日

東京から国内線の飛行機を選ぶとき候補に挙がる、羽田・成田の2大空港。都心からのアクセスが抜群の羽田空港と、LCC専用ターミナルも完成し、ますます格安路線が充実する成田空港。
今回は、それぞれのメリット・デメリットやアクセス方法、最安チケットの探し方まで、徹底的に比較しました。
羽田空港と成田空港の違い
羽田空港にも国際線はありますし、成田空港にもLCCが就航しているので、国内線もありますが
羽田空港は、国内線がメインで成田空港は、国際線がメインという所が大きく違います。
【羽田 VS 成田】都心からのアクセスで比べると?
羽田空港と成田空港の国内線を比べた時、まず気になるのが空港までのアクセス時間と交通費です。
【成田空港⇔東京都内のアクセス】
上野発の京成電鉄・特急スカイライナーで成田スカイアクセス線を利用すれば、日暮里から成田空港まで、片道最速36分、運賃は2,600円で到着します。
LCC専用ターミナル(第3ターミナル)は、第2ターミナルの地下にある「空港第2ビル駅」で降車します。第2ビルからLCCターミナルへの移動時間も、徒歩・無料バス双方で15分程度はかかるので、出発便の時間に余裕のある電車を選びましょう。
【羽田空港⇔東京都内のアクセス】
いっぽうの羽田空港は、品川駅から京成電鉄、浜松町から東京モノレール、どちらも片道最速13分。
運賃も、京急で400円、東京モノレールで470円です。東京都内から電車を利用するなら、羽田空港の圧勝といえます。
【羽田 VS 成田】国内線飛行機チケットの運賃で比べると?
東京発着の国内線を最安値で探すなら、やはりLCC専用ターミナルを持つ成田空港が有利です。
人気の成田⇔札幌(新千歳)、成田⇔福岡、成田⇔沖縄(那覇)が、最安5,000円以下という驚きの価格!ピーチ航空、ジェットスターなど国内の格安LCCに加え、春秋航空(Spring Japan)が東京と広島、佐賀を結ぶ往復便の就航を開始しています。
しかし、羽田空港に発着する格安航空・スカイマークも負けていません。45日前まで予約できるSKYバーゲン45や期間限定のSKYセール、搭乗前日~7日前に予約できる前割などスカイマークの各種割引で、成田空港のLCC各社に負けないお得なチケットが手に入ります。
【羽田 VS 成田】 国内線の航空会社 で 比べると?
| 航空会社 | 羽田空港 | 成田空港 |
|---|---|---|
| 日本航空(JAL) | 〇 | 〇 |
| 全日本空輸(ANA) | 〇 | 〇 |
| スカイマーク | 〇 | ✕ |
| ソラシドエア | 〇 | ✕ |
| スターフライヤー | 〇 | ✕ |
| エア・ドゥ | 〇 | ✕ |
| ピーチ | ✕ | 〇 |
| 春秋航空日本 | ✕ | 〇 |
| ジェットスター・ジャパン | ✕ | 〇 |
羽田空港は国内最大のハブ空港として、JALやANAなどの大手航空会社を中心に全国の主要都市へ幅広い路線網があります。都心からのアクセスも非常に便利で、出張やビジネス利用、時間を重視する旅行者に特に人気です。
一方、成田空港は国際線のイメージが強いですが、LCC(格安航空会社)を中心に国内線も就航しています。航空券が安く手に入りやすいため、旅行費用を抑えたい人や学生旅行にもおすすめです。ただし、都心から距離があるため、空港までの移動時間と交通費も考慮する必要があります。
それぞれの特徴を理解して、目的や予算に合わせて使い分けるのがおすすめです。
【羽田 VS 成田】2つの空港から、国内主要空港まで片道でかかる時間は?
羽田空港から北海道の新千歳空港までの平均フライト時間は約1時間35分、沖縄の那覇空港までは、2時間30分。
成田空港では各空港までのフライト時間が+10分~20分ほど長くなる程度で、飛行機の搭乗時間でみると、2つの空港に大きな差はありません。
しかし、都心から空港までのアクセス時間、LCC搭乗口までの移動時間まで含めると、羽田空港に軍配が上がります。成田空港の国内線で格安LCCを利用する場合は、片道の移動時間を羽田空港より1時間~1時間半ほど多めに見積もっておきましょう。
羽田空港と成田空港の駐車場を比較
それぞれの空港にある駐車場の特徴や料金、混雑状況などを比較し、どちらが使いやすいかを詳しく解説します。
羽田空港の駐車場
| 区分 | 通常期料金 | 多客期料金 (GW・夏期・年末年始) | |
|---|---|---|---|
| 普通車 | 24時間毎 最大料金 | 1,530円 | 2,140円 |
| 時間料金 | 1日目 150円/30分毎 | 通常期料金と同じ | |
| 2日目以降 300円/1時間毎 | |||
| 二輪車 | 24時間毎 最大料金 | 500円 | 通常期料金と同じ |
| 時間料金 | 1日目 50円/30分毎 | ||
| 2日目以降 100円/1時間毎 |
羽田空港には第1・第2・第3ターミナルに直結した大型駐車場(P1〜P5)があり約13,000台駐車することができます。 ターミナルに近接しているため、徒歩でアクセスできる利便性の高さが大きな特徴です。
成田空港に比べて羽田空港の方が料金が安い傾向にあります。
週末や連休中は満車になることも多く、事前予約がおすすめです。
※予約には別途予約料金が発生しま
成田空港の駐車場
| 区分 | P-1、P-2駐車場 | P-3、P-5駐車場 | |
|---|---|---|---|
| 普通車 | 最初3時間30分 | 260円/30分 | 210円/30分 |
| 3時間30分~24時間 | 2,100円 | 1,570円 | |
| 24時間~120時間 | 260円/30分 (24時間あたり最大2,100円) | 210円/30分 (24時間あたり最大1,570円) | |
| 120時間以上 | 120時間まで10,500円 以降24時間1,000円 | 120時間まで7,850円 以降24時間1,000円 | |
| 二輪車 | 最初3時間30分 | 80円/30分 | ー |
| 3時間30分~24時間 | 630円 | ||
| 24時間~120時間 | 80円/30分 (24時間毎の上限630円) | ||
| 120時間以上 | 120時間までの3,150円 以降24時間300円 |
※繁忙期には追加料金が発生する場合があります
成田空港には、第1・第2・第3ターミナルごとに設けられた空港直営の駐車場(P1〜P5)存在します。収容台数は約5000台。空港の敷地が広いため、ターミナルまでシャトルバスでの移動が必要な場合もある点に注意が必要です。
成田空港は周辺に民間駐車場が多数あるため、羽田空港に比べると駐車場の混雑は少なめです。
空港施設で比較
羽田空港と成田空港は、どちらも国内外から多くの旅行者が利用する日本を代表する空港です。
どちらを選ぶか迷ったとき、空港内の施設の充実度は大きなポイントになります。
| 羽田空港 | 成田空港 | |
|---|---|---|
| お土産店の数 | 約60店舗 | 約40店舗 |
| シャワー設備 | あり | あり |
| マッサージ | 5店舗 | なし |
| 食事施設 | 約200店舗 | 約90店舗 |
まず、お土産屋さんの数を比べると、羽田空港は約60店舗とバリエーションが豊富です。
東京限定のお菓子や全国各地の名産品まで揃っており、ちょっとした買い物からお土産探しまで楽しめます。
一方、成田空港は約40店舗と羽田よりは少なめですが、国際空港らしく海外向けのお土産や免税店もあり、 渡航前後の買い物には十分なラインナップです。
また、シャワー設備は両空港ともに整っており、30分1,500円ほどで利用可能です。 さらに 羽田空港には マッサージ店に加え、「泉天空の湯」という サウナ付きの24時間営業の温泉施設もあり、第3ターミナルから直結で徒歩約5分とアクセスも便利です。
「空港で少し休みたい」という方には羽田空港のほうが選択肢が多いと言えるでしょう。
食事施設を比べてみると、羽田空港には約200店舗もの飲食店があり、和食や洋食、カフェ、スイーツまで種類が豊富です。ファミリーでも一人旅でもシーンに合わせて選べる点は大きな魅力です。
成田空港も約90店舗とバリエーションはありますが、店舗数の多さでは羽田空港が一歩リードしています。
このように比較してみると、空港内施設の数やサービスの充実度では、羽田空港の方が全体的に選択肢が多く便利です。
さらに、英SKYTRAX社が発表している「World Airport Awards 2025」では、羽田空港が世界第3位、成田空港が第5位に選ばれており、どちらも世界トップクラスの空港として高く評価されています。
旅行スタイルや予算、アクセスのしやすさなども考慮して、自分に合った空港を選んでみてください。
都心から成田空港のアクセスも、高速バスなら格安で!
格安LCCが利用できるとはいえ、羽田空港に比べアクセスに劣ると言われてきた成田空港ですが、東京駅の八重洲口前や銀座駅(有楽町)から発着する高速バス「東京シャトル」を予約すれば、空港までの運賃も、900円まで抑えられます。
成田空港までの所要時間はおよそ70分。日中20分間隔で運行しているので、予約なしでの利用も可能です(当日乗車の運賃は1,000円)。
渋滞があれば遅れることもあるため、道路が混雑する時間帯は、なるべく早めのバスに乗車しましょう。高速バスで終点になる第3ターミナルは、LCC専用ターミナルの目の前で、旅の荷物が多い時も重宝します。
高速バスは早朝・深夜便に対応した深夜便もあり、こちらも事前予約ありでは運賃900円(未予約は2,000円)。国内線のLCCが格安で予約できる成田発着の早朝・深夜便のメリットを、最大限に活かせます。
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搭乗日と到着空港を選択したら、出発空港を「羽田空港」「成田空港」に変えれば、国内線主要各社で空席のある最安チケットがひと目で比較できます。
都内からのアクセスがネックだった成田空港も、その利便性は年々向上しています。
また、都内の地下にトンネルを掘って羽田と成田を結ぶ「都心直結線」や、都心から羽田へのアクセス線新設などの計画も持ち上がっています。
これまで旅行目的では新幹線に押され、ビジネス利用が中心だった東京と国内各地を空で結ぶ国内線。
羽田と成田の2大空港から、JRや高速バスに近づくほどの低価格な国内線が選べるようになり、今後ますます利用者にとって身近で便利な存在になりそうです。
