ピーチの運賃タイプ(プラン)の違い徹底比較!おすすめや選び方のポイント
2025年10月23日

「ミニマムとスタンダード、どっちがお得?」「スタンダードプラスのメリットは?」
ピーチの運賃タイプ(プラン)を選ぶとき、このように迷うことが多くあります。
ピーチでは、運賃タイプごとに含まれるサービスや変更・払い戻しの条件が異なり、選び方次第で総コストや使い勝手までもが大きく変わるのです。
本記事では、それぞれの特徴と違いを徹底比較。
旅のスタイルに合った最適なタイプを見つけるためのポイントがわかります。
目次
ピーチの運賃タイプ(プラン)3つ

ピーチの航空券には、旅のスタイルに合わせて選べる3つの運賃タイプ(プラン)が用意されています。
タイプによって、どこまで料金に含まれているかや各種期限などが異なるため、3タイプの特徴をざっくり比較してみましょう。
| 比較項目 | ミニマム | スタンダード | スタンダードプラス |
|---|---|---|---|
| 座席指定 | 全席有料(指定しない場合は無料 / ファストエリア指定不可) | ファストエリア以外無料(ファストエリア指定不可) | ファストエリア以外無料 |
| 機内持ち込み手荷物 | 無料 | 無料 | 無料 |
| 預け手荷物 | 1個から有料 | 1個無料 | 1個無料 |
| 便変更 | 不可 | 不可 | 可 |
| キャンセル時の払い戻し | 不可 | ピーチポイントでの払い戻し(要手数料) | 支払い方法に払い戻し |
| 発券手数料 | 有料 | 無料 | 無料 |
| 予約期限 | 搭乗2日前の23:59 | 出発1時間前 | 出発1時間前 |
| 支払い期限 | 即時(支払い方法により、有料で24時間まで保留※) | 即時(支払い方法により、有料で24時間まで保留※) | 即時または24時間(支払い方法による) |
※オプションサービス「予約キープ」の追加が必要
どの運賃タイプでも機内持込み手荷物は無料ですが、それ以外の大部分はタイプや追加内容によって別途料金が発生します。
欲しいサービスが最初から含まれていない場合、後から追加するとかえって高くつく可能性も。
3タイプの特徴を詳しく押さえて、損をするリスクを回避しましょう。
ミニマム
ピーチの運賃タイプのうち、もっともシンプルで低価格なプランが「ミニマム」です。
| ミニマムに含まれるサービス(無料) | ミニマムに含まれないサービス(有料) |
|---|---|
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| ミニマムのメリット | ミニマムのデメリット |
|---|---|
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ミニマム最大のメリットは、基本の航空券代が3タイプの中で最も安いことです。
あらゆるオプションサービスを省くことで低価格を実現しており、とにかく安さにこだわりたい人にはおすすめといえます。
一方、ミニマムで座席指定や荷物の追加をしたい場合、別途で料金が必要です。
オプションサービスを追加すると、スタンダードと差がなくなるどころか高くつくこともあるため、慎重に判断してください。
便変更や払い戻しにも対応していないことから、急な予定変更の可能性がある場合は避けたほうがいいでしょう。
スタンダード
「スタンダード」は、LCCに慣れていない人でも安心して利用できるバランス型の運賃タイプです。
| スタンダードに含まれるサービス(無料) | スタンダードに含まれないサービス(有料) |
|---|---|
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| スタンダードのメリット | スタンダードのデメリット |
|---|---|
|
|
ファストエリア以外の座席指定と受託手荷物1個が運賃に含まれており、発券手数料もかかりません。
快適性や利便性もほどよく欲しい人におすすめです。
便変更はできないものの、キャンセル時には払戻手数料を差し引いた金額がピーチポイントとして返還されます。
もしものときに支払った金額を全額失う事態は避けられますが、ピーチポイントでしか払い戻されない点に注意してください。
スタンダードプラス
「スタンダードプラス」は、便変更や払い戻しにも対応した柔軟性のある運賃タイプです。
| スタンダードプラスに含まれるサービス(無料) | スタンダードプラスに含まれないサービス(有料) |
|---|---|
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| スタンダードプラスのメリット | スタンダードプラスのデメリット |
|---|---|
|
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オプションサービスの充実度が高く、ほかのプランでは指定できないファストエリアも有料で選べるなど、LCCでも快適に過ごしたい人に最適です。
3タイプの中では唯一、便変更と支払った方法での払い戻しに対応しています。
手数料は必要ですが、急な予定変更があっても安心できるでしょう。
サービスが豊富な分、航空券代は最も高額になるため、思ったよりも安さを感じられないかもしれません。
運賃タイプ別の手数料と総コスト比較

手数料の比較表を設置し、航空券代を含めた総コストも比較する
ピーチのオプションサービスに手数料が定められており、サービスの種類や運賃タイプによって金額が異なります。
運賃タイプとオプションサービスの組み合わせ次第でお得感が変わるため、総コストで比較するのがおすすめです。
| 項目 | ミニマム | スタンダード | スタンダードプラス |
|---|---|---|---|
| 【必須】発券手数料 | 640円 | 無料 | 無料 |
| 【任意】予約キープ料金 | 300円 | 300円 | 無料 |
| 【任意】座席指定料金(ファストエリア以外) | 800~1,800円 | 無料 | 無料 |
| 【任意】受託手荷物料金(1個あたり) | 2,000円 | 1個目:無料 2個目以降:2,000円 |
1個目:無料 2個目以降:2,000円 |
| 【必須】の合計 | 640円 | 0円 | 0円 |
| 【任意】の合計 | 3,100~4,100円 | 2,300円 | 2,000円 |
| 全手数料の合計 | 3,740~4,740円 |
国内線・Web予約の場合の手数料
最安値のミニマムには、任意のオプションサービス料金以外に「発券手数料」の支払いが必須です。
ここにすべてのオプションも付与すると、最大で5,000円近くの追加料金が生じます。
仮に受託手荷物が1個ある場合、ミニマムには航空券代とは別に2,640円の手数料(640円+2,000円)が発生するため、スタンダードとの差が2,640円未満であればスタンダードを選んだほうがお得です。
スタンダードとスタンダードプラスは、オプションサービス料金だけで見ると大差がないように見えますが、スタンダードプラスは便変更やポイント以外での払い戻しができる点で大きく異なります。
スタンダードプラスを候補に入れる場合、オプションの内容よりも予約の変更やキャンセルの柔軟性を判断の中心に置くといいでしょう。
各プランの特徴を理解したら、あとは最安チケットを探すだけ。
格安航空券センターでは、ピーチやJALをはじめ国内78空港の発着便を一括検索できます。
複数のサイトを見て回らなくても他社同士の価格を比べられるので、急なフライト時も安心です。
条件を入力するだけでその時点の最安値をすぐに比較できます。
【こだわり別】ピーチの運賃タイプの選び方

ピーチの運賃タイプは、安さ・快適さ・安心感のどれを優先するかで最適な選択が変わります。
単純な価格比較よりも、自分の旅のスタイルに合わせて選ぶのが失敗しないコツです。
以下では、よくある旅行スタイル・考え方ごとにおすすめのタイプを紹介します。
安さ重視・荷物が少ない旅なら「ミニマム」
ミニマムは、任意のオプションサービスをつけなければ最安で購入できるため、次のような人におすすめです。
- とにかく安く移動したい人
- 荷物が少ない人
- 1人旅で座席位置を気にしない人
- 予定変更がない人
受託手荷物を1個つけるだけでスタンダードとほぼ同額になるケースもあるため、追加のサービスを一切必要とせず、安さを重視する人に向いています。
予約変更はできない上、キャンセルすると代金全額が戻ってこないことから、予定変更の可能性がない旅行で活用しましょう。
バランス重視・ほど良い快適さが欲しいなら「スタンダード」
荷物や座席のオプションがあるスタンダードは、価格と質のバランスを重視したい人におすすめです。
- 荷物と座席のオプションは欲しい人
- 家族やカップルで隣席を確実にとりたい人
- LCCに初めて乗る人
スタンダードはミニマムより数千円高い運賃タイプですが、座席指定と受託荷物のオプションを加えると実質ほぼ同額か、むしろお得になるケースもあります。
「荷物を預けたい」「好きな座席に座りたい」の2点が当てはまれば、ミニマムではなくスタンダード以上を候補にするといいでしょう。
ほどよくサービスが含まれているため、LCCに初めて乗る人も扱いやすい運賃タイプです。
柔軟性重視・万が一に備えたいなら「スタンダードプラス」
スタンダードプラスは高額な分、サービス内容が充実しているため、旅の質を重視する人におすすめできます。
- 便変更やキャンセルの可能性がある人
- 足元の広い席(ファストエリア)に座りたい人
- 旅行プランを途中で変えたい人
オプションサービスにはない「便変更」に唯一対応しているだけでなく、キャンセル時には支払った方法での払い戻しが受けられます。
1回でも便変更やキャンセルをする可能性があるなら、結果的に最も安くなるケースも考えられるでしょう。
足元の広い最前列のファストエリアを指定できるのも、スタンダードプラスだけです。
長時間のフライトになる場合など、機内の快適さにこだわりたいシーンで重宝します。
ピーチの運賃タイプに共通すること

ピーチの3つの運賃タイプ(ミニマム・スタンダード・スタンダードプラス)の特徴は異なるものの、基本ルールや注意点には共通する部分が多くあります。
旅行前に以下の3点だけは押さえておくと、思わぬ追加費用やトラブルを防ぐことができます。
座席変更の可否
出発の3時間前までであれば、すべての運賃タイプで予約後の座席変更が可能です。
ただし、無料で変更できる範囲はタイプによって異なります。
| 運賃タイプ | 座席指定を変更する際のポイント |
|---|---|
| ミニマム | すべてのエリアで座席指定料金が発生 |
| スタンダード | 無料で何度でも変更可能(ファストエリア以外) |
| スタンダードプラス | 無料で何度でも変更可能(ファストエリアは有料) |
ミニマムは、座席指定をした都度手数料がかかります。
何度も変更するとスタンダード以上のほうが安くつくことになるため、基本的には座席指定をしない前提で選んだほうが無難です。
ピーチの座席の特徴や種類も押さえておくと、どの運賃タイプが自分に合っているか、判断しやすくなるでしょう。
荷物の重量・サイズ規定
ピーチでは、機内持ち込み手荷物と、受託手荷物のサイズ・重量・個数の上限はすべての運賃タイプで共通です。
| 荷物区分 | サイズ・重量・個数の規定 | 手数料 |
|---|---|---|
| 機内持ち込み手荷物 |
|
無料 |
| 受託手荷物 |
|
運賃タイプによって有料 |
どのタイプを選んでも、荷物のルール自体は変わりません。
違うのは「1個分が料金に含まれているかどうか」だけです。
受託手荷物で規定を超えた場合は、サイズ超過・重量超過でそれぞれの手数料がかかります。
余計な手数料の負担を避けるためにも、ピーチの荷物規定と荷造りのコツをしっかり押さえておきましょう。
航空券代の変動の仕組み
ピーチの航空券の価格は、予約時点の空席状況に応じて変動する仕組みで、どの運賃タイプを選んでも同じです。
空席が多い段階では安価になるため、早めに予約するほど安く、逆に搭乗日に近づくほど空席が埋まって高くなります。
「ミニマムだからいつでも安い」と思っていると、空席が埋まってきた際に価格が吊り上がる恐れもあるのです。
確実に乗ると決まっている場合はできるだけ早めに予約することで、どの運賃タイプでも最安値で購入しやすくなります。
ピーチの運賃タイプ選びでよくある疑問

ピーチの運賃タイプ選びでは、予約後の変更や往復での組み合わせなど、迷いやすい点もいくつかあります。
ここでは、よくある質問をQ&A形式でまとめました。
Q. 運賃タイプの変更はできる?
A. 一度予約した運賃タイプは変更できません。
ミニマムで予約してからスタンダードに変えるなどは不可能です。
どうしても別タイプを利用したい場合は、一度キャンセルして新たに予約し直す必要があります。
ただし、取消手数料や払い戻し不可の条件があるため、予約後に変更の可能性があるときは、はじめからスタンダードプラスを選んでおくのが安心です。
ピーチの予約内容はどこまで変更できるのかを知っておくと、無駄な出費を防げます。
Q. 往路と復路で別プランは選べる?
A. はい、往復で異なるタイプを組み合わせて予約できます。
ピーチで往復の航空券を予約する場合、行きと帰りで異なる運賃タイプを設定可能です。
「行きは安いミニマムで出発し、帰りはお土産などの荷物が増えることを想定してスタンダードにする」といった使い分けもできます。
Webから予約する際に、往路・復路でそれぞれの運賃タイプを選択できる画面になるので、確認してみましょう。
まとめ:ピーチの運賃タイプの特徴を押さえて使いこなそう
ピーチの運賃タイプ(プラン)は、ミニマム・スタンダード・スタンダードプラスの3種類あり、それぞれが「安さ」「バランス」「安心」のニーズにこたえてくれます。
航空券代だけでなく、欲しいサービスや必須の手数料などを含めた総コストで比較するのがポイントです。
迷った場合は、以下3軸が目安になります。
- 荷物と座席だけ心配 → スタンダード
- 変更・キャンセルの可能性がある → スタンダードプラス
- どちらもない → ミニマム
こだわりや旅の性質に合わせて使い分けましょう。
プラン選びと同じくらい手間取るのが、航空券の最安値探しです。
実は航空会社によって航空券の値段は大きく異なるため、1社だけ見て決めると損をする可能性も。
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出発3時間前までの直前予約にも対応するので、急な出張や旅行にも便利です。
