【初めての搭乗手続き】空港に着いたらやること、飛行機の乗り方・降り方は?
2025年09月25日

飛行機を利用するのが初めてで、「空港に着いたらやることは?」「搭乗手続きは難しくない?」と不安を感じていませんか?
この記事では、空港到着からチェックイン、保安検査、搭乗、そして飛行機の降り方までの一連の流れを6つのステップで徹底解説します。
当日の動きを予習して、安心してフライトを楽しみましょう。
飛行機に乗るまでの流れと所要時間の目安

当日の空港で慌てないために、事前に全体の流れと各ステップにかかる時間の目安を把握しておきましょう。
空港到着から搭乗までの大まかな流れ
1.空港到着
空港に到着したら、利用する航空会社のチェックインカウンターへ向かいましょう。
特に大きな空港や初めて利用する空港では、事前に公式サイトのフロアマップでカウンターのおおよその場所を把握しておくと、よりスムーズに行動できるので安心です。
2.チェックイン(搭乗手続き)【所要時間:約5~15分】
チェックインカウンターまたは自動チェックイン機で、搭乗券を発行します。
最近では、事前に航空会社の公式サイトやアプリで搭乗手続きを済ませられる「オンラインチェックイン」が主流です。
事前に済ませておけば空港での手続きを短縮できるため、特におすすめです。
3.手荷物を預ける【所要時間:約10~15分】
スーツケースなど機内に持ち込まない大きな荷物は、チェックインカウンターの隣にある手荷物カウンターや、自動手荷物預け機で預けます。
国内線は出発時刻の30分前、国際線は60分前までを目安に預け入れを済ませましょう。
4.保安検査【所要時間:約15~20分】
機内に危険物が持ち込まれないかを確認する、非常に重要な検査です。
保安検査場は最も時間がかかる可能性があることを留意しておきましょう。
- 締切時間:一般的に、出発時刻の20分前までに保安検査場を通過する必要があります。混雑を考慮し、出発時刻の45分~1時間前には保安検査場に到着しておくと安心です。
- 検査の流れ:搭乗券を提示後、上着や金属類を外し、PCや液体物などをカバンから出して備え付けのトレーに載せ、検査ゲートを通過します。
5.搭乗口へ移動・待機【所要時間:約5~10分】
保安検査を終えたら、搭乗時刻までに、搭乗券に記載された番号の「搭乗口(出発ゲート)」へ向かいます。
LCC(格安航空会社)は、大手航空会社より搭乗口が遠い傾向があるため、移動時間は多めに見積もっておきましょう。
6.搭乗
搭乗口の案内に従い、搭乗券のQRコードなどをかざして飛行機に乗り込みます。
機内では搭乗券に書かれた座席番号を探し、手荷物は座席上の棚か、前の座席の下に収納します。
各ステップの所要時間はあくまで目安です。
特に連休や年末年始などの繁忙期は、チェックインカウンターや保安検査場が大変混雑するため、時間に余裕を持った行動を心がけましょう。
各ステップの具体的な手順や注意点は、この後の章で詳しく解説します。
【重要】空港には搭乗何分前に着けば良い?
安心して飛行機に乗るために最も重要なのが、余裕を持った空港への到着です。
利用する路線や航空会社、時期によって目安の時間が変わるため、ご自身の状況に合わせて確認しておきましょう。
◯ 国内線:出発時刻の1時間半~2時間前が基本
通常期であれば、出発時刻の1時間半前に空港に到着していれば、落ち着いて準備ができます。
ただし、チェックインカウンターや保安検査場は予期せず混雑することもあるため、特に初めてのフライトの場合は、出発時刻の2時間前に到着しておくと安心です。
◯ 国際線:出発時刻の2~3時間前は必須
国際線の場合は、国内線にはない手続きが加わるため、より多くの時間が必要です。
- チェックイン時のパスポート確認
- 税関手続き(必要な場合)
- 出国審査
これらの手続きは列に並ぶ時間も長くなる傾向があります。
また、国際線の搭乗口は遠い場所にあることも多いため、最低でも2時間前、できれば3時間前を目安に到着しておきましょう。
◯ こんな場合はさらに時間に余裕を
上記の基本時間に加え、以下のケースでは、さらに30分~1時間ほど早めの行動を心がけましょう。
- 繁忙期(年末年始、お盆、ゴールデンウィークなど)
空港までの交通渋滞に加え、チェックインカウンターや保安検査場の混雑で、通常より時間を要します。
国内線でも最低2時間前の到着が推奨されます。
- LCC(格安航空会社)を利用する場合
LCCは、大手航空会社に比べて手荷物のサイズや重さの規定が厳格な傾向があります。
カウンターで荷物の整理に時間がかかったり、再検査が必要になったりする場合があるため、時間に余裕を持っておくと安心です。
【STEP1】空港に着いたらやること

1. 最新の運航状況を確認する
空港に到着したら、フライト案内表示板を探し、搭乗予定の便について以下の2点を必ず確認してください。
- 運航状況:「定刻」「遅延」「欠航」など、フライトの最新状況を確認し、出発時刻が変更されていないか見ておきましょう。
- 搭乗口(ゲート番号):搭乗口の番号を確認し、空港内の案内図(フロアマップ)と照らし合わせて、保安検査を終えた後に向かう場所を把握しておきましょう。
最新の運航状況は、各航空会社の公式サイトやアプリからも確認できます。
万が一、フライト情報に変更があった場合は、予約時に登録したメールアドレスにお知らせが届くこともあるため、併せてチェックしておくとより安心です。
2. チェックインカウンターへ向かう
利用する航空会社のチェックインカウンターがあるフロアへ向かいましょう。
羽田空港や成田空港などの大きな空港は、航空会社や国内線・国際線によってターミナル(建物)が分かれています。
利用する航空会社のカウンターがどのターミナルにあるか、事前に公式サイトなどで確認しておくと、空港到着後の移動がスムーズです。
なお、全員がチェックインカウンターに並ぶ必要はありません。
ご自身の状況に合わせて、次のステップへ進みましょう。
- チェックインと手荷物預け、両方が必要な方 →そのままカウンターの列に並び、手続きを進めてください。
- オンラインチェックイン(※)済みで、手荷物預けのみの方 → 手荷物カウンターに並ぶか、自動手荷物預け機を利用してください。通常のチェックイン列より短い場合が多く、時間短縮になります。
- オンラインチェックイン済みで、預ける手荷物がない方 →カウンターに寄る必要はありません。そのまま【STEP3】保安検査場へお進みください。
※オンラインチェックインとは、一般的に出発時刻の24時間前~20分前頃までに、航空会社の公式サイトやアプリで搭乗手続きを済ませられるサービスです。
事前に座席指定ができることも多く、空港での手続きを大幅に短縮できるため、ぜひ活用しましょう。
3. その他:Wi-Fiルーターの受け取りや両替など(必要な人のみ)
海外旅行の場合、レンタルWi-Fiルーターの受け取りや、外貨への両替が必要な方もいるでしょう。
これらの用事は、保安検査場へ進む前に済ませておく必要があります。
チェックインカウンターの場所を確認した後、手続きの待ち時間などを利用して済ませておくとスムーズです。
【STEP2】チェックイン(搭乗手続き)

チェックインカウンターまで来たら、次は搭乗手続きと手荷物の預け入れを行います。
手続きの具体的な方法や注意点について詳しく見ていきましょう。
搭乗手続きとは?
搭乗手続きとは、「これから予約した便に乗ります」という意思を航空会社に伝え、飛行機に乗るための搭乗券を発行してもらう手続きのことです。
この手続きで、予約情報と本人情報が確認され、座席が最終的に確定します。
また、スーツケースなど機内に持ち込まない大きな荷物がある場合は、このタイミングで預けるのが一般的です。
チェックインの方法は主に3つ
チェックインには、ご自身の状況や希望に合わせて選べる3つの方法があります。
◯ 方法1:空港のカウンター(有人カウンター)
航空会社のスタッフと対面で手続きを行う、最も基本的な方法です。
- こんな方におすすめ:初めてで不安な方、手続きにサポートが必要な方、預ける手荷物について相談したい方。
- 必要なもの(例):eチケットの控えや予約番号が分かるもの、パスポート(国際線の場合)や身分証明書(国内線LCCの場合)。
- メリット:不明点を直接質問できる安心感があります。
- デメリット:連休などの繁忙期には長蛇の列ができることがあります。
◯ 方法2:自動チェックイン機
カウンターの近くに設置されている機械を自分で操作して、搭乗券を発行する方法です。
- こんな方におすすめ:カウンターの列に並ばず、スピーディーに手続きを済ませたい方。
- 必要なもの(例):予約時に発行されたQRコード、予約番号、確認番号、パスポート(国際線の場合)など。
- メリット:画面の案内に従うだけで簡単かつ迅速に手続きが完了します。
- デメリット:操作に戸惑う可能性や、一部のケース(乗り継ぎが複雑な場合など)では利用できないことがあります。
◯ 方法3:オンラインチェックイン
最もおすすめの方法です。
出発の24時間前など、事前に航空会社の公式サイトやアプリで手続きを済ませておきます。
- こんな方におすすめ:空港での時間を節約したい方、早めに座席指定をしたい方。
- メリット:空港でのチェックイン手続きが不要になります。預ける手荷物がなければ、空港到着後は直接保安検査場へ向かえるため、時間を大幅に短縮できます。
- デメリット:予約の内容によってはオンラインチェックインの対象外となるケースもあります(一度に予約した人数が多い場合や乗り継ぎが多い旅程、車椅子のご利用など搭乗時にお手伝いが必要な場合など)。
スーツケースなど大きな荷物を預ける
機内に持ち込める手荷物にはサイズや個数の制限があるため、スーツケースなどの大きな荷物はチェックインカウンターや手荷物カウンターで預けます。
カウンターで荷物の重さを測り、行き先のタグをつけてもらったら、ベルトコンベアに流れていきます。
一部の空港では、自分でタグを発行して荷物を預ける「自動手荷物預け機」も導入されており、カウンターの列に並ばずスムーズに手続きができます。
【注意点】
- 重量・サイズの規定:預けられる手荷物の上限は航空会社や予約クラスによって異なります。規定を超えると高額な超過料金が発生する場合があるため、必ず事前に公式サイトで確認しましょう。
- LCCの場合:大手航空会社とは異なり、LCCでは手荷物を預けるのが基本的に有料です。ただし、選ぶ運賃プランによっては、20kg以内など規定の範囲で無料になる場合もあります。予約時にご自身のプラン内容を必ず確認しましょう。 また、機内へ無料で持ち込める手荷物も、大手航空会社よりサイズや重さの制限が厳しい傾向があるため注意してください。(※ベビーカーや車椅子などの福祉用品は、別途無料で預けられることが一般的です。詳細は各航空会社の公式サイトでご確認ください。)
- 預けられないもの:安全上の理由から、飛行機には持ち込みや預け入れが禁止・制限されているものがあります。 特に注意が必要なのは、モバイルバッテリーやライターです。これらは発火の危険があるため預け入れ手荷物に入れることは固く禁止されており、必ず機内持ち込み手荷物に入れる必要があります。 万が一、ルール違反の品物が見つかると、その場で放棄するか、有料で自宅へ送り返すなどの手間が生じます。荷造りの段階で、必ず航空会社の公式サイトや国土交通省の案内で詳細を確認しておきましょう。
【STEP3】保安検査場へ

チェックインと手荷物預けが終わったら、保安検査場へ進みます。
ここは最も時間がかかる可能性があるため、しっかりと準備をして臨みましょう。
「保安検査場」とは?
保安検査場とは、飛行機の安全な運航を守るため、乗客の身体や手荷物に危険物がないかをチェックする場所です。
飛行機に乗るすべての人が、この検査を受ける必要があります。
保安検査の流れ
保安検査は以下の手順で進みます。
慌てないように、前の人の動きを見ながら準備しておくとスムーズです。
1.搭乗券の確認
保安検査場の入口で、搭乗券(紙またはスマートフォンのQRコード)を係員に提示するか、認証機にかざします。
2.手荷物をトレーに載せる
機内に持ち込む手荷物は、すべてX線検査装置に通します。
カバンの中から以下のものを出して、備え付けのトレーに載せてください。
- ノートPC、タブレット、スマートフォンなどの電子機器類
- 水筒やペットボトルなどの液体物
- モバイルバッテリー、ライターなど
3.身につけているものをトレーに載せる
上着(ジャケット、コートなど)や帽子、金属類は外して、これらもトレーに載せます。
- ポケットの中身:財布、スマートフォン、鍵、小銭など、すべて出してください。
- 金属類:腕時計、ベルト、アクセサリー類など。
4.金属探知ゲートを通過
トレーをすべてX線検査装置に流したら、係員の案内に従って金属探知ゲートをくぐります。
もしブザーが鳴った場合は、追加のチェックを受けます。
5.検査後の荷物を受け取る
検査を終えたら、X線検査装置から出てきた自分の荷物を受け取ります。
スマートフォンや財布などの忘れ物が多い場所ですので、すべての手荷物を受け取ったか、慌てずにしっかり確認しましょう。
【要注意】機内持ち込みが制限される手荷物
スムーズに保安検査を通過するために、特に注意が必要な手荷物のルールを覚えておきましょう。
- 液体物:国際線の場合、100ml(g)を超える容器に入った液体物は持ち込めません。100ml以下の容器に入れ、さらに容量1L以下でジッパー付きの透明なプラスチック袋にまとめて入れる必要があります。
- 対象となるもの:飲み物、化粧水、ジェル、歯磨き粉、ヘアスプレーなど。
- 例外:ペットボトルの飲み物は、保安検査場通過後に購入すれば持ち込み可能です。
- 刃物類:ハサミ、カッター、ナイフなどは持ち込めません。眉毛用の小さなハサミなども、刃渡りによっては没収の対象となるため、預け入れ手荷物に入れておくのが安全です。
- モバイルバッテリー:預け入れ手荷物に入れることは禁止されており、必ず機内持ち込み手荷物に入れる必要があります。発火のリスクがあるため、ルールが厳しくなっています。
【STEP4】搭乗口で待機

無事に保安検査を通過したら、いよいよ搭乗です。
搭乗券に記載された番号の搭乗口(出発ゲート)へ向かいましょう。
「搭乗口」とは?
搭乗口とは、その名の通り飛行機に乗り込むための最終的な入口です。
搭乗口の周辺には待合エリアが設けられており、同じ便に乗る乗客が搭乗開始のアナウンスを待ちます。
出発時刻まで時間に余裕があれば、搭乗口近くの売店でお土産や飲み物を探したり、カフェや航空会社のラウンジでゆっくり過ごしたりすることもできます。
搭乗口には搭乗何分前に着けば良い?
搭乗券を確認し、「搭乗口(GATE)」と「搭乗時刻(BOARDING TIME)」の2つを必ずチェックしましょう。
搭乗券に記載されている「搭乗時刻」は、搭乗の最終締切時刻を意味します。
一般的に、この時刻は飛行機が動き出す「出発時刻(DEPARTURE TIME)」の10分前に設定されています。
実際に飛行機への搭乗案内が始まるのは、出発時刻の20~30分ほど前からです。
乗り遅れを防ぐためにも、締切である「搭乗時刻」の10~15分前には搭乗口に到着している状態を目指しましょう。
(例)出発時刻が9時00分、搭乗時刻が8時50分の場合の乗り方
- 8時30分頃:搭乗開始のアナウンスが流れる
- 8時35分~8時40分頃:搭乗口に到着しているのが理想
- 8時50分:搭乗締切(これ以降は搭乗できない)
- 9時00分:飛行機が出発
搭乗開始までに済ませておくこと
搭乗アナウンスを待つ間に、以下の準備を済ませておきましょう。
- トイレを済ませる:離陸後、シートベルト着用サインが消えるまでの約15~20分間は席を立つことができません。搭乗前に必ずトイレを済ませておきましょう。
- 飲み物の購入:機内サービスが始まるまで時間がかかることもあるため、手元に飲み物があると安心です。国際線では液体物の持ち込みは100ml以下に制限されますが、保安検査を通過した後のエリアで購入した飲み物は、そのまま機内に持ち込めます。
- スマートフォンの充電などを済ませる
なお、 天候や機材の都合で、搭乗口は急に変更されることがあります。
搭乗口付近に到着した後も、空港のアナウンスに耳を傾け、時々フライト案内表示板を確認するようにしましょう。
【STEP5】飛行機に搭乗、出発

搭乗口でアナウンスが始まったら、いよいよ飛行機に乗り込みます。
飛行機の乗り方から離陸までの流れは、以下の通りです。
アナウンス開始後の乗り方
搭乗が始まると、まずはお手伝いが必要な方や小さなお子様連れの方、ビジネスクラスなどの優先搭乗が案内されます。
その後、エコノミークラスの乗客が案内されますが、機内の混雑を避けるため、搭乗券に記載されたグループ番号順に呼ばれるのが一般的です。
多くの場合、後方の座席の方から先に搭乗できるようにグループ分けされています。
機内での座席の探し方
機内に入ったら、まず搭乗券に記載された座席番号を確認しましょう。
座席番号は「25A」のように、数字とアルファベットで構成されています。
- 数字(例:25):座席の列を表します。機体前方から後方に向かって数字が大きくなります。座席の上の荷物棚に列番号が書かれているので、それを見ながら進みましょう。
- アルファベット(例:A):列の中での位置を表します。一般的に、左の窓側からA、B、C…とアルファベット順に並んでいます。
【座席位置の目安(一般的な小型機の場合)】
- A席:窓側
- B席:中央席
- C席:通路側
- ――(通路)――
- D席:通路側
- E席:中央席
- F席:窓側
例えば座席番号が「25A」なら、25列目の窓側の席ということになります。
分からなければ、近くの客室乗務員に搭乗券を見せて尋ねましょう。
手荷物の収納方法
自分の座席に着いたら、手荷物を収納します。
- 大きな荷物(リュックや小さめのカバンなど) → 座席上の共用収納棚に入れます。重い荷物は先に収納しましょう。
- 小さな荷物(ハンドバッグやPCバッグなど) → 前の座席の下に置きます。
飛行中に使う可能性があるもの(スマートフォン、本、イヤホン、羽織るもの、飲み物など)は、あらかじめ小さなバッグにまとめておき、前の座席の下に収納すると、離陸後にスムーズに取り出せて便利です。
離陸までの準備
全員が着席すると、飛行機は離陸に向けて最終準備に入ります。
客室乗務員の案内に従って、以下の準備をしましょう。
- シートベルトを着用する
- 座席の背もたれとテーブルを元の位置に戻す
- 窓の日よけ(シェード)を開ける(※非常時の外の状況確認に備えるため)
- スマートフォンなどの電子機器を「機内モード」に設定する
準備が整うと、客室乗務員による安全設備のデモンストレーションが始まります。
これが終わると、飛行機は滑走路へ向かい、いよいよ離陸です。
【STEP6】目的地の空港に到着

飛行機からの降り方
飛行機が完全に停止するまでは、立ち上がったり荷物棚を開けたりしてはいけません。
客室乗務員のアナウンスを待ち、座席上部の「シートベルト着用サイン」が消灯するのを確認してから、席を立ちましょう。
降機のアナウンスがあったら、手荷物を持って順番に飛行機を降ります。
降りる前には、必ず以下の場所を確認し、忘れ物がないかチェックしましょう。
- 座席の上の収納棚
- 前の座席の下
- 座席ポケット
- 自分の足元
手荷物の受け取り方法
機内持ち込み手荷物だけの方は、そのまま到着ロビーの出口へ向かえます。
スーツケースなどを預けた方は、「手荷物受取所(Baggage Claim)」へ向かいましょう。
1.案内表示に従い「手荷物受取所」へ
空港内の「手荷物受取所」や「Baggage Claim」といった案内表示に従って進みます。
2.搭乗便の荷物が出てくるターンテーブルを確認
手荷物受取所には、荷物を載せて回るターンテーブル(ベルトコンベア)が複数あります。
各テーブルの上にあるモニターで、自分が乗ってきた便名(例:JL255、NH73など)が表示されているものを探し、その前で待ちます。
3.自分の荷物を受け取る
しばらくすると荷物が流れ始めるので、自分のスーツケースが出てきたら、ピックアップしましょう。
似たようなデザインのスーツケースも多いため、必ず荷物につけられたタグの番号と、搭乗手続き時にもらった控えの番号が一致しているかを確認すると確実です。
待っていても荷物が出てこない(ロストバゲージ)、または出てきた荷物が破損している場合は、すぐに近くの手荷物サービスカウンターへ向かい、係員に搭乗券と手荷物の控えを提示して相談してください。
4.到着ロビーへ
荷物を受け取ったら、到着ロビーの出口へ進みます。
これで飛行機の旅はすべて終了です。
初めての飛行機の乗り方・降り方についてのまとめ
最後に、空港に到着してから飛行機に乗るまでの流れを簡単におさらいしましょう。
【搭乗までの6ステップ】
- 空港到着・フライト確認:出発の1時間半~2時間前に到着。フライト案内表示板で運航状況や搭乗口を確認。
- チェックイン(搭乗手続き):有人カウンター、自動チェックイン機、または事前にオンラインで搭乗券を発行。
- 手荷物預け:大きな荷物はカウンターで預ける。
- 保安検査:PCや液体物を出し、金属類を外して検査を受ける。
- 搭乗口へ移動:搭乗時刻の10分前には搭乗口に到着。トイレなどを済ませて待機。
- 搭乗:アナウンスに従い、順番に機内へ。
一見すると手順が多くて複雑に感じるかもしれませんが、一つひとつのステップは決して難しいものではありません。
この記事で解説した流れを頭に入れておき、当日は落ち着いて行動しましょう。
