JAL便の予約変更の方法や手数料、変更できないときの対策
2025年05月12日

急な用事で飛行機の予約を変更しなければならないことがあります。
JALの予約変更ルールは国内線と国際線とで微妙に違うほか、運賃の種類や支払方法によっても手続きが変わる恐れがあるのです。
今回はJAL便の予約を変更する時、どのような手続きが必要なのか、その際に必要な料金や手数料について紹介します。
いざという時に備えておけば、変更手数料などの出費を抑えることも可能です。
JAL予約便の変更ルール
急用で予約を変更せざるを得ない、そんな事態になってしまった場合でも焦る必要はありません。
まずはJALにおける予約便の変更ルールを確認し、そもそも変更できるのか、できない場合はどうすればいいのかを知っておきましょう。
変更できる運賃・できない運賃
JALでは運賃の種類や予約内容によって、変更ができるものと、変更できないものがあります。
国内線を例にすると、は以下のとおりです。
| 予約変更できるもの | 予約変更できないもの |
|---|---|
| フレックス | セイバー |
| JALカード割引 | スペシャルセイバー |
| ビジネスフレックス | 往復セイバー |
| 株主割引 | プロモーション |
| 離島割引 | スカイメイト・JALカードスカイメイト |
| 特定路線離島割引 | 当日シニア割引 |
| 特典航空券 | |
| ダイナミックパッケージツアー |
変更できない運賃・商品で予約している場合は、一旦予約を取り消すしかありません。
予約時には変更の可不可を確認した上で、スケジュールが変わる可能性が少しでもあるなら、予約変更に対応する運賃を検討してください。
変更できない原因と対処法
変更できる運賃を選んでいるのに、JALのWebサイトから変更手続きができない。
そんなときは次の原因がないか、確認してください。
以下の支払い手段、場所以外で購入している
|
変更期限を過ぎている
|
| 旅行会社で購入している |
| Webサイト上で取り扱っていない運賃で予約している |
| 購入前の予約を変更しようとしている |
以下の手段で購入していて追加支払いが必要、かつ搭乗日前日の予約である
|
上記に当てはまると、変更できる運賃であってもWebサイトからは変更手続きができません。
この場合は有人チャットの「JALメッセージサポート」から変更したい旨を連絡しましょう。
JALの予約変更の方法
JALでは主に以下の方法で予約変更が可能です。
- JAL公式Webサイト/JALアプリ
- 電話
- JALグループカウンター
ここでは方法別に予約変更の詳細を解説します。
JAL公式Webサイト/JALアプリ
JALの公式WebサイトやJALアプリでの変更方法を紹介します。
- 「予約確認」メニューから変更したい便の予約詳細画面を開く
- 「予約内容を変更・取り消しする」を押す
- 「予約をすべて変更する」を押す(一部のみ変更の場合は変更希望便の右の「変更」)
- 変更希望便を検索・選択して予約を変更する
アプリから操作する際は、変更希望便の選択後に運賃も選ぶ必要があります。
国際線の予約変更をWebサイトから行う場合、購入経緯や支払方法により条件があるため、詳しい変更条件を確認しておきましょう。
電話
JALの問い合わせ窓口に電話して予約変更を行います。
国内線と国際線とで下記のように番号が違うので注意してください。
| 国内線の問い合わせ先 | 国際線の問い合わせ先 |
|---|---|
| 0570-025-022 03-5460-0311 |
0570-025-103 03-5460-3737 |
予約済みの内容がわかるeチケット控えなどを用意してから電話しましょう。
海外からかける場合は、JAL公式サイトからエリアごとの問い合わせ番号を確認できます。
時間帯によっては混雑するので、つながらないときは時間を変更するなどしてかけ直してみてください。
JALグループカウンター
空港や支店などにあるJALグループカウンターにて、予約変更ができるケースがあります。
ただし、変更対応の運賃であっても、変更できるのは出発の20分前までです。
空港に着いたら早めにカウンターに向かい、変更手続きを済ませてください。
空港カウンターは時期や場所によっては混雑するので、できるだけWebサイトや電話にて事前に変更しておきましょう。
JALの予約変更に必要な手数料
JALの予約を変える際、注意しておきたいのが「手数料」です。
国内線と国際線とでは差があるほか、変更で払い戻しを受けるときの手数料にも気をつけなくてはなりません。
予約を変更する場合
出発時刻を変えたい、クラスを変えたいなど、JAL便の予約内容を「変更」したい場合、国内線と国際線の運賃種によって以下のような違いがあります。
| 国内線の変更手数料 | 国際線の変更手数料 |
|---|---|
| 変更可能な運賃なら無料で変更できる | 運賃によって無料・有料に分かれる |
国内線は、変更可能な運賃なら手数料はいりません。
変更に対応していない運賃は手数料に関係なく変更できないので、一旦キャンセルが必要です。
国際線は路線によって運賃の種類が変わり、一部は国内線と同じく変更できません。
変更できる運賃でも、有料・無料に分かれているため、予約前にしっかり確認しておきましょう。
予約をキャンセル・払い戻す場合
予約を取り消して払い戻す、つまり「キャンセル」する場合は、国内線では明確に取消手数料が設定されています。
変更可能な運賃の出発前キャンセルは無料、それ以外は手数料が必要です。
| 運賃 | 取消手数料 | |
|---|---|---|
| 出発前 | 出発後 | |
| フレックス | 無料 | 税抜運賃の約20%相当 |
| セイバー | 税抜運賃の約5%相当 | 税抜運賃の100% |
| スペシャルセイバー | 55日以上前:税抜運賃の約5%相当 54日前以降:税抜運賃の約50%相当 |
税抜運賃の100% |
| 往復セイバー | 55日以上前:税抜運賃の約5%相当 54日前以降:税抜運賃の約50%相当 |
税抜運賃の100% |
| プロモーション | 55日以上前:税抜運賃の約5%相当 54日前以降:税抜運賃の約50%相当 |
税抜運賃の100% |
| JALカード割引 | 無料 | 税抜運賃の約20%相当 |
| ビジネスフレックス | 無料 | 税抜運賃の約20%相当 |
| 株主割引 | 無料 | 税抜運賃の約20%相当 |
| 離島割引 | 無料 | 税抜運賃の約20%相当 |
| 特定路線離島割引 | 無料 | 税抜運賃の約20%相当 |
| スカイメイト・JALカードスカイメイト | 税抜運賃の約50%相当 | 税抜運賃の100% |
| 当日シニア割引 | 税抜運賃の約50%相当 | 税抜運賃の100% |
国際線は路線によって運賃の種類が違うので、予約時に表示される手数料を確認してください。
表を見てもわかるとおり、出発時間を過ぎると取消手数料の支払いが必須です。
特に変更不可の運賃は航空券代の全額が手数料となるので、払い戻しはありません。
やむを得ずキャンセルして払い戻しを受ける場合は、必ず出発前に手続きを済ませましょう。
JALの「キャンセル待ち」は予約変更できないときに便利
変更したい便の席がすべて埋まっていたときは、JALの「キャンセル待ちサービス」を利用しましょう。
Webサイトから誰でも申し込みが可能です。
空席照会をした際に「キャンセル待ち」と表示されている便と運賃を選択し、必要な情報を入力すれば手続きできます。
| キャンセル待ちサービスの基本ルール | |
|---|---|
| 申請できる人数 | 本人を含めて大人9人、同伴幼児2人まで |
| 申請できる期間 | 出発の24時間前まで |
| 予約確認期限 | 空席が出てから6日以内、または搭乗当日のいずれか早い日 |
空きが出たらメールで通知がくるので、予約確認期限までに確認してください。
期限を過ぎると自動的に申し込みが取り消されます。
なお、国際線はWebサイトからのキャンセル待ち申請はできません。
国際線用のメッセージサポートか電話窓口に問い合わせが必要です。
まとめ:JALの予約変更ルールを正しく押さえよう
JALの予約は運賃種別によって変更できるかが決まっているほか、出発前後の変更かどうかで手数料が異なります。
変更できる運賃のはずなのにWebサイトから手続きできない場合、支払方法や変更期限に原因がある恐れがあるので、予約内容を確認しましょう。
変更・取り消しに必要な手数料を把握しておくほか、万が一の際はキャンセル待ちも利用することで、希望のJAL便に変更しやすくなりますよ。





