JAL株主優待の使い方!割引券の購入方法、使えないシーンを解説
2025年05月13日

JAL便の予約を取る際に利用できる株主優待。
割引が適用されるなど優遇がある一方、買い方や使い方がわからないと感じていませんか?
この記事では、JALの株主優待券の使い方や買い方、本当にお得なのかを徹底的に解説します。
株主ではなくても、買い方次第では株主優待券を使うことが可能です。
JALの株主優待とは?特典の種類
JALの株主優待とは、JALの株を取得することで得られる特典のことです。
特典には大きく「株主割引券」「旅行商品の割引」の2種類があります。
いずれもJAL便の料金が割引され、素敵な空の旅を楽しめる特典となるので、詳細を知っておきましょう。
株主割引券
JALの株主になると、国内線のフレックス(普通席の場合はタイプB)が50%オフになる「株主割引券」が利用できます。
一般的には株主優待券とも呼ばれる、特定の株主に発行される割引チケットです。
株主割引券は、JALの株式を100株以上所有している方に、毎年3月31日と9月30日に発行されます。
100株であれば年1枚、300株なら年3枚など、所持している株数に応じて発行枚数が変わる仕組みです。
旅行商品の割引
株主のもう一つの特典は、JALが提供する株主用の旅行商品の割引サービスです。
割引率は商品ごとに下記となっています。
- 国内ダイナミックパッケージ:3%割引
- 海外ダイナミックパッケージ:3%割引
- 海外パッケージツアー:8%割引
株主用の旅行商品は「JAL株主さま専用サイト」から確認できます。
このうち、割引対象となるのは「旅行割引商品」タブから見られる商品です。
JALの株主になるだけで専用の旅行商品が見られる上、その商品をお得に購入できます。
JAL株主割引券の使い方・予約方法
JALの株主割引券をWebサイトから使う方法は以下のとおりです。
- 空席照会にて「対象者限定割引」から株主割引を選択し、予約に進む
- 表示に従い、株主割引券に記載されている発券用コードを入力して予約する
- 航空券の購入期限内に購入する
Webサイトでの支払いは、クレジットカード払い、e JALポイント払い、コンビニ払い、インターネット振込、銀行ATM払込、JAL旅行券の6つ方法が利用できます。
Webサイト以外では、空港カウンターやJALの問い合わせ窓口からの購入・予約も可能です。
以前は自動チェックイン機から購入・使用もできましたが、現在は取り扱っていません。
JAL株主割引券の購入方法は?
JALの株主割引券を入手するには、JALの株主になるか、株主にならず別の方法での購入が必要です。
具体的な方法を紹介します。
JALの株主になって購入する
証券会社やネット証券に口座を開設し、JALの株を購入するのがもっともスタンダードな方法です。
株主割引券を入手するには100株以上所有している必要があります。
2025年4月23日時点で1株2,611円なので、総額261,100円です。
割引券1枚に対する値段で考えると高額ですが、JALの株主になるというステータス、旅行商品の割引特典がつくことを踏まえた場合は価格相応といえるでしょう。
金券ショップで購入する
正規のルートで株主割引券を入手する以外に、金券やチケットを販売しているお店で購入する方法もあります。
いわゆる裏ワザと呼ばれる方法ですが、株主割引券の売買を禁止する法律は現状ありません。
あくまでも企業側として有償譲渡を禁止しているケースはありますが、法的には問題ないことから、金券ショップで取り扱っている場合があるのです。
金券ショップにもよりますが、1枚1,000円以下で購入できます。
買うだけでJALの株主割引券が使えるので、手っ取り早く利用したい方におすすめです。
支払い方法も金券ショップごとに異なりますが、クレジットカードで購入できる店もあります。
ポイントを貯めたい方などはクレカ対応のショップを選びましょう。
また、割引券を直接販売せず、株主優待番号のみの通知で取り引きするサービスもあります。
株主割引券が自宅に郵送されるまで待つ必要がなく、通知された番号をチケット購入時に入力するだけで使えるので、急ぎの場合におすすめです。
JAL株主割引券のメリット
始めに、JAL株主割引券を使用するメリットから紹介します。
フレックスが50%割引で利用できる
株主割引券を使えば、JALの普通運賃であるフレックスが50%オフになります。
フレックスは当日まで予約でき、座席のアップグレードにも対応する運賃です。
急な予約にも使えるので、出張などのビジネスシーンにも重宝します。
予約の変更や払い戻しができる
JALの株主割引券は、予約の変更・キャンセルがしやすい点が大きなメリットです。
払い戻しには取消手数料のかかる運賃もありますが、株主割引券なら出発前であれば取消手数料はかかりません。
予定に不安がある場合でもコストが増えるリスクが低く、柔軟に対応できます。
マイル積算率が一般客より多くなる
マイルの積算率が高いのも、株主割引券の大きな魅力です。
通常の半額の運賃でありながら、下記のようにお得な積算率が設定されています。
- 普通席:75%
- クラスJ:85%
- ファーストクラス:125%
JALのフレックスは通常、マイルの積算率100%です。
株主割引券を使うと、積算率は25%減に抑えつつ、価格は半額で乗ることができます。
JAL株主優待割引券のデメリット
JALの株主割引券にはデメリットも存在します。
対処ができるものもあるので、把握した上で賢く利用しましょう。
座席数に限りがある
株主割引券の座席数は、ファーストクラスは設定路線が少ないため、確保するのが特に難しくなっています。
そのため、利用を検討している路線にファーストクラスの設定があるか、座席に空きがあるかなどをあらかじめ確認しておくのが重要です。
なかでも繁忙期は座席が埋まりやすいため、早めの行動をこころがけましょう。
セール時の運賃より割高になることが多い
JALが開催するセール時の運賃よりも、株主割引券の運賃のほうが高いことがあります。
一度スマイルキャンペーンなどのセールが行われていないか確認するのがおすすめです。
JALのSNSをフォローしておけば、セール情報がいち早くキャッチできるでしょう。
有効期限がある
JALの株主割引券には有効期限があり、その期限内でしか使えません。
毎年2回、3月31日と9月30日に発行されますが、発送されるのは5月と11月です。
それぞれの有効期限は1年半で、具体的には以下の期間となります。
| 5月発送分 | 6月1日~翌年11月30日まで |
|---|---|
| 11月発送分 | 12月1日~翌々年5月31日まで |
災害などやむを得ないケースにおいては期限が延長されることもあるので、受付カウンターや電話で問い合わせてみてください。
過去にはコロナ禍の影響を受け、株主割引券の有効期間の延長措置が取られたこともありました。
国際線では使えない
JALの株主割引券が使えるのは国内線のみで、国際線では使えません。
厳密には下記のJALグループ便の国内線のみで利用できます。
- 日本航空(株)
- 日本エアコミューター(株)
- 日本トランスオーシャン(株)
- 琉球エアーコミューター(株)
海外旅行がメインの人には、株主割引券よりもマイル積算率の恩恵を重視するのがいいでしょう。
まとめ:JAL株主優待の使い方を押さえておこう
JALの株主優待には、株主割引券や専用の旅行商品の割引など、多くのメリットがあります。
なかでも株主割引券は株主にならなくても利用できますが、入手デメリットも考慮した上で目的や用途に合わせて使うことが大切です。
JALを予約する際には株主優待を有効に使って、良い空の旅をお楽しみください。






