スカイマークの座席を徹底解説!位置による違いやおすすめ席の紹介も
2025年08月5日

スカイマークを利用する際、座席を適当に選んでしまうと、せっかくのフライトが楽しめない恐れがあります。
広さや出入りのしやすさ、景色の良さなど、座席によってメリット・デメリットはさまざまです。
この記事でスカイマークの座席の特徴やおすすめの位置を知り、快適なフライトになるよう座席を指定しましょう。
スカイマークで出張や旅行、帰省する予定のある方は、ぜひ参考にしてください。
目次
スカイマークの座席はどうなっているの?

スカイマークの飛行機は、全てボーイング737-800型を使用しています。
日本ではこの機材をスカイマークが初めて導入し、その後、大手のANAとJALも国内線で採用しました。
この項では、スカイマークが導入しているボーイング737-800型の座席について紹介します。
基本の座席配置
出典:スカイマーク「【国内線】搭乗予定便の運航機種や座席の配置(シートマップ)は、どこで確認することができますか?」
ボーイング737-800型機の座席は、中央の通路を挟んで左右3席ずつに分かれています。
A~Hのアルファベットと前から数えた番号で表記され、全部で177席です。
例えば前から5番目にあるH列の席なら「5H」と表記されます。
トイレは機体前方に1つ、後方に2つの計3つあり、後方トイレの1つにはおむつ交換台が設置されています。
シートピッチの広さ
スカイマーク便のシートピッチ(座席間隔)は約79cmで、これは大手のANAと同じです(ANAのB787-8 エコノミークラスと比較した場合)。
LCCであるピーチは約71cm、ジェットスターも約71〜74cmとなっています。
スカイマークは、格安でありながらも座席間隔がゆったりしていることがわかるでしょう。
コンセントが使えて快適

スカイマークの座席には、一部を除いて各席の足元にコンセントが備わっています。
コンセントのランプが緑色に光っていれば使え、ゲーム機やパソコンの充電などにも便利です。
機内アナウンスの案内に従って使用しましょう。
スカイマークの座席位置ごとの特徴
出典:スカイマーク「【国内線】搭乗予定便の運航機種や座席の配置(シートマップ)は、どこで確認することができますか?」
スカイマークは基本的に全席エコノミークラスで、大手航空会社のようなファーストクラスはありません。
とはいえ、座席の位置によって少しずつ仕様が異なるため、違いを知っておけば座席選びに活かせます。
広々!最前列のフォワードシート

スカイマークの「フォワードシート」とは、最前列にある1A〜1Hの座席です。
前に座席がない分、通常より足元が19cm~38cm広く、大柄な方でものびのびと足を伸ばせます。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・足元が19cm~38cm広い ・優先搭乗、受託荷物の優先返却ができる ・お菓子などの無料サービスがある |
・追加料金1,000円が必要になる ・足元に荷物が置けない |
追加料金はかかるものの比較的リーズナブルで、足元が広いだけではないサービスもついてきます。
ただし、安全上荷物を足元に置けないため、すべて頭上の棚に収納しなければなりません。
メリットが大きいため人気が高く、すぐに埋まることも考えられるので、早めに予約を済ませましょう。
足元ゆったりでお得な非常口座席
追加料金は払いたくないけど、広い座席に座りたい。
そんな人は、スカイマークの非常口座席がおすすめです。
非常口があるため前の座席との間隔があいており、足元が通常よりも広くため、ゆったりと過ごせます。
15列目と16列目が該当しますが、デメリットにも注意が必要です。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・追加料金がいらない ・足元が広い |
・足元や膝に荷物を置けない ・対象者に制限がある ・15列目はリクライニングできない ・事前予約ができない |
非常口座席に座る方は、満15歳以上で、日本語または英語を理解する方でなければなりません。
緊急時には非常口の開放や脱出のサポートができることも条件です。
非常口座席は事前予約ができないため、希望する方は当日に空港カウンターで申し込んでください。
メリットの多い前方席

2列目から10列目くらいまでの前方席は、比較的メリットが多く人気の位置です。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・窓側の景色が良い ・揺れが少なく静か ・スムーズに搭乗できる |
・付近にトイレが1つしかない |
翼の前側に位置するため景色が良い上、揺れが少なく過ごしやすい座席です。
出入り口に近いため、後方席の乗客より早く降りられるメリットもあります。
デメリットもほとんどなく良いことずくめなので、希望するなら早めに座席指定を済ませましょう。
揺れの少ない機体中央席
スカイマークの機体の中央部は、前方の座席同様に揺れが少ないので、乗り物酔いしやすい方におすすめです。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・揺れが少ない | ・トイレが遠い ・11Aは窓がない ・12~21列目は景色が見えにくい ・14列目はリクライニングできない |
中央席は、座席ごとにデメリットが大きく変わります。
例えば11Aは窓側でありながら窓のない席のため、景色を見たい方は避けてください。
さらに14列目は後ろが非常口なので、席をリクライニングできません。
揺れにくく落ち着いて座れることから、運航中にゲームや読書をしたい、または眠っておきたい方に向いているといえるでしょう。
団体やファミリーで賑やかな後方席

機体後方の座席は、団体旅行客や子連れファミリーなどが多い、賑やかなゾーンです。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・窓側の景色が良い ・席が余っていることが多い ・授乳用カーテンがある ・トイレに近い |
・団体が多く賑やかな傾向にある ・出入口から遠い ・エンジン音が気になりやすい ・揺れを感じやすい |
スカイマークの後方席は、特に小さな子供連れにおすすめです。
同じようなファミリー客が多い傾向にあるため、比較的気兼ねせずに過ごせます。
また、もっとも後ろの座席は授乳用カーテンが設置されているので、赤ちゃん連れでも安心です。
デメリットが少ないとは言えないものの、その分席が余っていることがあり、横3席を1人で独占できる可能性も上がるでしょう。
気になる座席が見つかったら、あとは行き先と日程から、お得なチケットを押さえるだけ!
格安航空券センターなら、スカイマークの最安値もすぐ見つかります。
座席が埋まってしまう前に、格安チケットの予約を済ませておきましょう。
スカイマークのおすすめ座席

スカイマークの座席を選ぶときは、こだわりや好み、搭乗シーンを目安にするといいでしょう。
好みやシーンごとにおすすめの座席を紹介します。
景色を重視するなら窓際席
窓側席は、富士山や太平洋など飛行機ならではの雄大な景色を楽しめます。
時期やタイミングが合えば、上空から花火が見られたりするので、窓際のA列またはH列がおすすめです。
また、富士山を見たい方は羽田と西日本を結ぶ便の窓側だと可能性が上がるでしょう。
景色を楽しみたい方は、翼の上である12列目~21列目と、窓のない11Aは避けてください。
乗り物酔いが心配という方は、揺れの少ない10列目までの前方席なら、落ちついて景色を楽しめます。
トイレが近い方は通路側の座席

通路側の席は自由に出入りできるメリットがあります。
そのため、頻繁にトイレに行かれる方は、気兼ねなく出入りできる通路側がおすすめです。
スカイマークは無料で座席指定できる!方法解説

スカイマークでは、チケットの予約後に無料で座席指定ができます。
一度座席を指定しても、支払いが済んでいない場合は搭乗3日前まで、支払いが済んでいれば出発時刻の1時間前までは変更も可能です。
ここからは、パソコンとスマホから座席指定する方法をみていきましょう。
パソコンでの座席指定の方法

- スカイマーク公式サイトのトップページから「確認・購入・変更」をクリックし、「座席指定」を選ぶ
- 「予約番号から確認」または「照会番号から確認」を選んで必要事項を入力し、予約内容を表示する
- 表示された「予約内容」から「座席指定」を選ぶ
- 座席指定したい便を選び、座席表で希望する座席を指定する
旅行会社を通じて予約している場合は「照会番号から確認」を選びましょう。
最後に「座席の確定」ボタンをクリックすると手続きは終了し、「座席指定画面を終了いたしました」のメッセージが現れます。
スマートフォンでの座席指定方法

- スカイマーク公式サイトのトップページから「確認・購入・変更」ボタンをタップし、「座席指定」を選ぶ
- 搭乗者名など必要事項を入力して検索し、予約内容を表示する
- 予約確認画面から「○○便座席指定」→「座席選択」のボタンをタップする
- 「座席指定」画面の座席表で、希望する座席を指定する
指定した座席の番号が画面に表示されたら、「座席確定」ボタンをタップして座席指定を確定しましょう。
スカイマークの座席指定の方法についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
スカイマークで事前に座席指定ができない場合は?
スカイマークで座席指定をしようとしたけど、指定できる席が思ったより少ない。
そんな場面に遭遇したときは、座席数の制限が理由の可能性があります。
飛行機では、サポートが必要な乗客の座席確保のためと、安全上の理由により、事前に指定できる座席数に制限が設けられるのです。
事前の座席指定で席が見つからなくても、出発当日になると選べる席が増える可能性があります。
空港でスカイマークのチェックイン手続きをする際に、改めて希望の座席が空いていないか確認してみてください。
スカイマークで座席指定するときの注意点

スカイマークの座席は位置によってさまざまな特徴があるため、利用者次第ではその特徴に注意しなくてはなりません。
安易に席を決めるのではなく、注意点まで理解した上で選択しましょう。
団体旅行では座席指定ができない
旅行会社で申し込んだ観光ツアーなどでは、個人で座席を指定することができません。
スカイマークで座席指定ができるのは、個人でチケットを予約した方のみです。
トイレに近い座席はやや落ち着かない
トイレに頻繁に行く方は、トイレに近い座席を選びがちですが、できれば避けた方が無難です。
食後や着陸が近づくと列ができやすく、出入りが不便になるためです。
席の横に人がずっと立っているのはあまり気持ちの良いものではなく、トイレの水を流す音や臭いも気になります。
それでもトイレへのアクセスを最優先にしたい人や、出入りに急がない人なら検討の余地があるでしょう。
非常口座席はやや使い勝手が良くない
足元にゆとりのあるスカイマークの非常口座席ですが、広い以外の点では使い勝手の悪さが目立ちます。
荷物を置く場所が限られたり、景色が楽しめなかったりする上、リクライニングできない席も含まれるためです。
さらに非常口付近は意外と冷えるため、冷え性の方にもあまりおすすめできません。
チャイルドシートが使えない席がある

赤ちゃん用に座席を確保する際、事前に空港カウンターや予約センターに連絡すれば、機内でチャイルドシートを使用できます。
ただし、安全上の理由により、14~17列目の座席はチャイルドシートを使えません。
大人1人に対し2歳未満の子供が2人いる場合は、どちらか1人は必ずチャイルドシートに座らせなければならないため、おのずと指定できる座席に制限がかかります。
まとめ:スカイマークの座席指定はおすすめを参考に!

スカイマークの座席は、比較的ゆったりとした間隔で配置されており、格安な値段を感じさせないといっても過言ではありません。
ビジネスや観光、帰省の際は、おすすめの座席を参考にして、フライトをより快適に過ごしてください。
スカイマークのおすすめ座席を確実に押さえたいなら、早めに予約するのが肝心です。
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お得なチケットがすぐ見つかるので、欲しい座席を逃す心配が減りますよ。


