スカイマーク安全向上の為に元パイロットを担当顧問へ

先日、民事再生法を申請したのが記憶に新しいスカイマーク。同社には、以前より安全性を疑問視する声が多くありました。過去には機体の整備が不十分であることや、客室乗務員が不足しているなど、安全性について国土交通省より業務改善勧告や、立ち入り検査を受けたこと。さらに、再三の勧告に対して行われた防止策も十分とは言えず、スカイマークの安全性については、常に不安が残る状態でした。

こうした経緯を経て、同社は経営再建とともに安全性の向上へと動き出しているようです。

◆安全担当顧問、最初は整備のエキスパートが就任
先日、スカイマークは安全性向上のために元パイロットなど、航空会社OBを安全担当顧問として迎えたことを発表しました。旧日本エアシステム出身の土佐谷昭氏と、JAL出身の湯浅多喜氏の2名です。

土佐谷氏は旧日本エアシステムで整備監査部長、天草エアラインで整備部長として活躍してきました。また、スターフライヤーで整備本部長、フジドリームエアラインズで整備管理部長なども務めたまさに整備のエキスパートと呼べる人物です。

一方、湯浅氏はJALで航空機整備に長く従事し、総合安全推進課長や技術部技術計画室長を務め、安全に関しては豊富な経験と知識を持っています。また、経済産業省原子力安全保安院(現原子力規制委員会)にも入省した経歴もある人物です。

顧問にはその経験を活かして実際の現場に出てもらい、点検や現場の経営陣に助言を行ってもらう予定とのこと。実際に長年経験を積んだ顧問ならではの視点で指摘を行うことにより、些細な人為的ミスや整備不良を防ぐのが目的です。また、自社で独立した安全管理体制を樹立することで、他社に依存しない経営再建をアピールする狙いもあるようです。

◆よりお客様に選ばれる航空会社へ…注目される新生スカイマーク
スカイマークは今回就任した2名以外にも、すでにパイロット経験者など航空会社OB数名に安全担当顧問への就任を打診しています。まだ交渉段階の人物も含めると、最終的に10名を顧問として迎える予定です。

元パイロットの経歴を持つ人物が顧問に就任すれば、整備面だけでなく、パイロットの育成や技術の改善にも期待が持てます。整備士の技術とパイロットの技術、両方が向上すれば、安全だけでなく離陸までの時間短縮や離着陸時のトラブルも減らすことができます。

トラブルが減ることで更に効率の良い運航が可能となり、収益アップへとつながることでしょう。また、安全面の向上によって利用客から信頼を得ることができるため、リピーターや大口顧客の獲得も、可能になるかもしれません。

安かろう、悪かろうの言葉もあるように、価格の安い物は、どうしても価値がないものと思われがちです。実際、格安な運賃を売りにしているLCCに対して利用客も、運賃の安さ以外、魅力をあまり感じていないのが実情です。

大手よりも安い運賃で、大手と同じレベルの安心で安全な運航を提供できるのであれば、その需要は底知れぬものがあります。一見、無関係に見える安全面を充実させることが、利用客獲得や経営再建の一番の近道と言えるのかもしれません。

 

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