ジェットスターの「フライトバウチャー」って?入手方法や利用方法、機内バウチャーとの違いを徹底解説!
2025年05月16日

ジェットスターの提供する「フライトバウチャー」ですが、初めて利用する方は、聞き慣れない名称に戸惑ってしまうかもしれません。
今回は、フライトバウチャーの
- 入手方法
- 利用方法
- 有効期限
- 利用制限
などについて、細かく解説していきます。
チケット代を無駄にしたくない方は、フライトバウチャーの性質や仕組みを理解して上手に活用しましょう。
ジェットスターのバウチャーとは
ジェットスターの「バウチャー」とは、ジェットスターでのみ使える電子クーポンを指します。
「フライトバウチャー」「機内バウチャー」の2種類があり、それぞれ定められた用途内で利用可能です。
この記事では主に「フライトバウチャー」について、基本や使い方を紹介していきます。
フライトバウチャーをうまく使うことで、もっとお得にジェットスターを活用できるでしょう。
ジェットスターの「フライトバウチャー」を知ろう
ジェットスターのバウチャーのうち、航空券の支払に関係するのが「フライトバウチャー」です。
フライトバウチャーの役目や獲得条件などを詳しく解説します。
フライトバウチャーとは?どんなときにもらえる?
フライトバウチャーとは、運賃やオプション料金の支払いに使える電子クーポンです。
機内での支払いには使えませんが、ジェットスターのWebサイトやアプリ、コンタクトセンターにて支払える料金に利用できます。
フライトバウチャーの獲得方法は「払い戻し」です。
具体的には、以下の払い戻し状況によって名称や性質が異なります。
| フライトバウチャー | 払い戻しオプション・フライトバウチャー |
|---|---|
| 支払い済みの予約が遅延、欠航となったときの払い戻し | 支払い済みの予約をキャンセルしたときの払い戻し |
遅延や欠航などやむを得ない事情での払い戻しは、基本的に「支払ったときの支払方法」で払い戻されるので、フライトバウチャーで支払っていればフライトバウチャーにて戻ってくる仕組みです。
どのプランでもバウチャーで払い戻してもらえる?
払い戻しによるフライトバウチャーの獲得は、どんなときにも受けられるわけではありません。
「バウチャー払い戻しオプション」がついていることが条件となり、最初から付帯するプランを選ぶか、あとから有料で追加が必要です。
| バウチャー払い戻しオプションあり | バウチャー払い戻しオプションなし |
|---|---|
| ・Starter Flex ・Starter Flex Plus |
・Starter ・Starter Plus ・Business |
「バウチャー払い戻しオプションなし」で払い戻しを受けたい場合は、追加料金を支払ってオプションをつけることで、万が一のときには払い戻しを受けられます。
追加料金はフライト内容によって変動する可能性がありますが、調査時点では1,450円でした(2025年5月14日福岡-成田)。
最初からオプションがついている2つのプランを選べば、運賃にオプション料金が含まれているので、追加料金は不要です。
なお、表内にない「Business Max」は、バウチャーではなくクレジットカードや口座送金などの払い戻しに対応しています。
払戻手数料は必要ですが、ビジネスクラスの上位プランだけあって、充実した内容だといえるでしょう。
有効期限や利用回数のルールは?
入手したフライトバウチャーには、以下の有効期限があります。
有効期限:発行から183日間
有効期限切れを迎えてしまうと利用できなくなり、一切の救済措置もありません。
予約時点では有効期限内でも、変更後に期限外の日付を選んでしまうと、フライトバウチャーでの支払いも無効になります。
利用回数に制限はなく、額面に達するまで何度でも使えますが、有効期限内に使い切る点に気をつけておきましょう。
「フライトバウチャーはあるけど、予約したい日が期限外だった」
そんなときは、格安航空券センターの検索機能を使うのがおすすめです。
日時や路線を入力するだけで他社のチケット代を比較でき、バウチャーなしでも最安値が見つかります。
残高は確認できる?
フライトバウチャーがいくら払い戻しされたかは、フライトバウチャー発行時に送られてくるメールに記載されています。
また、支払い完了時にも支払情報のメールが送られてくるので、メールの内容を確認してみてください。
オーストラリア向けのジェットスターサイトにはフライトバウチャーの残高を確認できるポータルページがありますが、日本向けサイトには設置されていません。
その代わり「ジェッ太におまかせ」というチャットボットから、フライトバウチャーの残高について質問が可能です。
ジェットスターからメールが届いたら保護しておき、残高に合わせて次のフライトの支払いに活用しましょう。
ジェットスターのフライトバウチャーを使うには
キャンセルによる払い戻しや欠航・運休でフライトバウチャーを入手した方は、コンタクトセンターやウェブサイト経由で支払いの一部に利用可能です。
フライトバウチャーが使えるシーン
「フライトバウチャー」「払い戻しオプション・フライトバウチャー」を使えるシーンは、主に次の4つです。
- 運賃の支払い
- 手荷物料金の支払い
- 座席指定料の支払い
- 事前予約の機内サービスの支払い
事前に予約した食事などの機内サービスの購入には使用できますが、当日に機内で飲食代を支払う場合には使えないので注意してください。
機内での支払いには、あらかじめ「機内バウチャー」を購入しておく必要があります。
上記のほか、「フライトバウチャー」については所定の手数料や税金にも利用可能です。
「払い戻しオプション・フライトバウチャー」の場合、支払手数料は利用対象外になっているので、違いに気をつけましょう。
フライトバウチャーの使い方
ジェットスター公式サイトからフライトバウチャーを使う手順はこちらです。
- 搭乗日や手荷物、オプションなどを選びチケットの予約を進める
- 個人情報を入力する
- 支払い画面で「バウチャーを使う」を押す
- 18桁のバウチャー番号を入力する
- 支払うボタンを押す
支払い画面でバウチャーを選ぶ以外は、通常の購入手順と変わりません。
18桁のバウチャー番号は、メールに添付されているPDFへ記載されているものです。
ジェットスターのフライトバウチャーの注意ポイント
フライトバウチャーは払い戻しの経緯により名称や性質が異なるなど、ややわかりにくい構造です。
注意点までしっかり押さえることで、利用時の失敗を避けることができます。
誰が利用できる?
ジェットスターのフライトバウチャーは、ジェットスター都合で払い戻された「フライトバウチャー」か、キャンセルで払い戻された「払い戻しオプション・フライトバウチャー」なのかで、誰が使えるかが異なります。
| フライトバウチャー | 払い戻しオプション・フライトバウチャー |
|---|---|
| バウチャーの名義人本人が搭乗する場合のみ | バウチャーの名義人本人が新規予約で搭乗する、または予約の連絡先に登録されている |
各フライトバウチャーには対象者の名前が記載されています。
「フライトバウチャー」が使えるのは名義人本人だけで、名義人本人の搭乗も必須です。
「払い戻しオプション・フライトバウチャー」は名義人本人の搭乗、もしくは名義人本人が連絡先に登録されていることが条件となります。
また「払い戻しオプション・フライトバウチャー」の”利用”も本人に限られているので、支払いや予約の操作を本人が行わなくてはならないでしょう。
基本的に本人以外が使うことはどちらも禁止されているので、家族や友人に譲ったり、金券ショップで転売したりすることはできないほか、換金なども不可能です。
旅行代理店でも使える?
払い戻しオプションによるものを含むフライトバウチャーは、旅行代理店での利用については規約に明記されていません。
使えると明記があるのは、以下で予約した支払いのみです。
- ジェットスター公式サイト
- ジェットスター公式アプリ
- ジェットスターコンタクトセンター
フライトバウチャーを利用したい場合は、ジェットスターが提供する3つの方法から選択してください。
旅行代理店での予約ルールは店ごとに異なるため、事前に確認した上で予約しましょう。
ジェットスターには「機内バウチャー」もある!
払い戻しで目にすることの多いフライトバウチャーとは別に、ジェットスターには「機内バウチャー」というバウチャーもあります。
機内バウチャーは、機内で購入する食事や飲み物の支払い代金に使える電子クーポンです。
予約時に機内バウチャーを追加購入するか、機内バウチャーが含まれたプランを選択することで獲得できます。
機内バウチャーのポイントは以下のとおりです。
- 機内バウチャーが含まれるプランは「Starter Plus」「Starter Flex Plus」
- 1回のみ利用でき、利用しなかった分は無効となる
- 購入時の予約便でしか利用できない
機内バウチャーは、フライトバウチャーと違って繰り返し利用できません。
購入した予約便で使い切らないと余っていても無効になり、払い戻しは返金はできないので気をつけてください。
別途発行されるものではなく、搭乗券が機内バウチャーを兼ねることも覚えておきましょう。
まとめ:フライトバウチャーは有効期限内に使いきろう
ジェットスターの独自システムであるフライトバウチャーの入手方法は限定的ですが、発行から約6ヶ月の有効期限内であれば、運賃や手荷物料金などの支払いに使えます。
メールにてフライトバウチャーを受け取ったら、メールを紛失しないよう保護しておきましょう。
有効期限は延長できないので、期限切れを迎えないうちにジェットスターを利用し、そのフライトの支払いの際に「バウチャーを使う」を選んで有効活用してくださいね。






