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国内線はJALとANAのどっちが人気?料金やサービスの違いを比較

2025年07月31日

国内線はJALとANAのどっちが人気?料金やサービスの違いを比較

旅行や出張で国内線を選ぶ時、多くの人が悩むのが、「JAL(日本航空)とANA(全日空)はどっちが良いの?」「世間ではどっちが人気?」という問題です。

本記事では、JALとANAの国内線を料金・サービス・マイル・路線網など、あらゆる角度から徹底比較。

「安さ」「快適さ」「利便性」など、あなたの希望に合わせてどちらがおすすめなのかを分かりやすく解説します。

料金はJAL・ANAのどっちが安い?国内線運賃やセールを比較

航空券の料金は、予約のタイミングで大きく変わります。

JAL・ANAともに、早く予約するほど割引率が高くなる「早割運賃」が設定されており、これを上手く活用するのがお得に旅行するカギとなります。

早めの予約はどっちが安い?JAL・ANAの早割運賃を比較

まずは、両社の運賃体系の違いを見てみましょう。

JAL・ANAともに、搭乗日から見て予約日が早いほど、よりお得な運賃が適用される仕組みです。

JAL(日本航空)の主な国内線運賃
運賃タイプ 予約変更 予約期限 予約開始日
フレックス 搭乗日当日 搭乗日360日前の午前0時~
セイバー 搭乗日の1・3・7・21日前のいずれか(※)
スペシャルセイバー 搭乗日の28・45・55・75日前のいずれか

※「セイバー」は特定の路線・期間限定で当日予約が可能な場合もあります。

JALの早割については、JAL早割はいつから予約可能?お得な割引を徹底解説!で詳しく説明していますので気になる方はチェックしてみてください。

【ANA(全日空)の主な国内線運賃】
運賃タイプ 予約変更 予約期限 予約開始日
ANA FLEX 搭乗日当日 搭乗日355日前の午前9時30分~
ANA VALUE 搭乗日の1・3・7日前のいずれか
ANA SUPER VALUE 搭乗日の21・28・45・55・75日前

では、実際の路線ではどっちが安いのでしょうか。

人気の「東京(羽田)⇒札幌(新千歳)」線を例に、予約日ごとの最安値を比較してみます。

【比較条件】
  • 区間:東京(羽田)⇒ 札幌(新千歳)(※片道・普通席1名)
  • 調査日:2025年7月22日
予約タイミング JAL(最安値) ANA(最安値)
当日 5万1,200円 5万1,200円
1日前 3万7,120円 3万7,120円
3日前 3万520円 3万4,120円
7日前 2万620円 2万620円
21日前 2万620円 2万3,320円
28日前 1万4,460円 1万4,460円
45日前 1万3,360円 1万4,810円
75日前 1万2,370円 1万2,370円

※運賃は日時や空席状況により常に変動します。 

※ANAの21日前運賃が7日前より高いのは、調査時点の搭乗日がお盆や連休などの繁忙期にあたり、需要が集中しているためです。

上の表の通り、多くの日程でJALとANAの料金はほぼ同額です。

運行状況により、特定の予約日(今回の例では3日前や45日前)でJALが安くなるケースもあるので、念のために両方の運賃をチェックしておくと良いでしょう。

ここで考慮すべきは「便数と予約のしやすさ」です。

主要路線ではコードシェア便を含むANAの便数が多く、座席を確保しやすい傾向があります。

JALは最安値の座席数が少なめで、人気の日程ではすぐに満席になってしまうことも少なくありません。

したがって、以下のように選ぶのがおすすめです。

  • JAL(日本航空)がおすすめの人:JALの最安値運賃を見つけられた人。見つけたら即予約が鉄則。
  • ANA(全日空)がおすすめの人:便数が多く予約しやすいため、スケジュールに合わせて柔軟に便を選びたい人。

料金だけでなく、利便性や快適性など、自分が重視するポイントに合わせて航空会社を選ぶと良いでしょう。

格安航空券センターでは、JAL国内線の最安値を予約することができます。

当日予約(最短3時間前)も可能ですので、急な予定が入ってしまった場合でも安心して予約できます。

JAL・ANAの航空券セールの特徴と予約のしやすさの違い

以前は不定期開催だった航空券セールですが、2024年頃からはJAL・ANAともに、航空券のタイムセールをほぼ毎月開催しています。

両社の国内線航空券セールの特徴や予約のしやすさを比較してみましょう。

JAL(日本航空)のセールは短期集中型で、独占路線が狙い目

JALのセールは、販売期間が短い「短期集中型」であるのが最大の特徴です。

  • 価格と路線: 国内線片道7,700円~という価格が魅力です。特に、JALの独占路線である東京(羽田)⇔青森(三沢)や、鹿児島の離島路線などは、通常運賃の半額以下になることもあり、非常にお得度が高いと言えます。
  • 期間: 販売期間は基本的に2日間、対象搭乗期間は約1~2か月間と、ANAに比べて短く設定されています。そのため、2~3か月先までの直近の旅行計画におすすめです。
  • 開催時期: 月末や月の第1週に開催される傾向があります。

競争率は極めて高く、予約を確保するにはセール開始時刻(通常は深夜0時)と同時にアクセスすることが必須です。

【2025年 JAL(日本航空)の国内線セール開催実績】
販売期間 対象搭乗期間 運賃例(片道・普通席)
1月9日~1月10日 2月1日~3月29日
  • 羽田⇒伊丹:7,700円~
  • 羽田⇒福岡:8,800円~
  • 羽田⇒新千歳:7,700円~
4月8日~4月9日 6月1日~7月31日
5月13日~5月14日 7月1日~7月31日
6月3日~6月4日 8月1日~9月30日
7月1日~7月2日 8月25日~9月30日
ANA(全日空)のセールは計画的な旅行に強い長期販売

ANAのタイムセールは、販売期間が長く、先の旅程まで予約できる「計画派」に嬉しいセールです。

  • 価格と路線: 主要路線での価格が魅力的で、例えば東京(羽田)⇒札幌(新千歳)が7,700円~、東京(羽田)⇒沖縄(那覇)が9,200円~などが目安となります。
  • 期間: 販売期間は約1週間、対象搭乗期間は約3~4か月間と、JALよりかなり余裕があります。夏休みや年末年始の旅行計画を春や秋のうちから立てたい方には最適です。
  • 開催時期:毎月第2週頃から約1週間開催される傾向にあります。

JAL同様に競争率は高いですが、元々の便数が多い路線では、セール期間の中盤でも座席を見つけられる可能性があります。

【2025年 ANA(全日空)の国内線セール開催実績】
販売期間 対象搭乗期間 運賃例(片道・普通席)
1月9日~1月15日 3月1日~5月31日
  • 羽田⇒新千歳:7,700円~
  • 羽田⇒那覇:9,200円~
2月8日~2月13日 3月30日~6月30日
※5月3日~5月6日を除く
3月11日~3月17日 5月7日~8月7日
4月2日~4月8日 6月1日~6月30日
5月9日~5月15日 7月1日~9月30日
6月10日~6月16日 8月1日~10月25日
※8月7日~8月19日を除く
7月8日~7月14日 9月1日~12月25日
JALとANAのどっちが予約しやすい?セール攻略のコツ

両社のセールを比較すると、予約のしやすさでは、販売期間が長く便数も多いANAにやや分があります。

ただし、どちらも人気の日時(金曜の夜、土曜の午前、日曜の午後など)は一瞬で満席になるため、攻略には以下の準備が欠かせません。

  1. メルマガやアプリで日程を把握: セール開催日は各社のX公式アカウントやメルマガで告知されます。必ずチェックしましょう。
  2. 事前に旅程を決めておく: セール開始後に迷っている時間はありません。第1希望、第2希望の日時を決めておきましょう。
  3. 会員登録とログインを済ませておく: 予約情報の入力を省略できるよう、事前にログインしておきましょう。
  4. 0時になったら即アクセス: 人気路線のセールは順番待ちが発生し、あっという間に完売することもあります。時報を聞きながら待機するくらいの気持ちで臨みましょう。

座席の快適さや機内サービスはJAL・ANAのどっちが良い?

航空券の価格だけでなく、移動時間の快適性を左右する座席や機内サービスも、航空会社選びの重要なポイントです。

JALとANAのサービスの違いを様々な角度から比較してみましょう。

JALのクラスJ・ファーストクラスと ANAのプレミアムクラスを比較

国内線の最上級クラスとして、JALは「ファーストクラス」、ANAは「プレミアムクラス」を提供しています。

両社のサービス内容はほぼ同等ですが、JALには普通席とファーストクラスの中間にあたる「クラスJ」という独自の選択肢があるのが最大の違いです。

クラス構成:3クラス制のJAL、2クラス制のANA
  • JAL:「普通席」「クラスJ」「ファーストクラス」の3クラス制

JALの強みは、全路線で利用可能な「クラスJ」の存在です。

プラス1,100円~という手頃な料金で、座席の快適性を気軽にアップグレードできるため、幅広い層に人気があります。

最上級の「ファーストクラス」は、東京(羽田)と主要都市(札幌・伊丹・福岡・那覇など)を結ぶ人気路線限定の特別なサービスです。

  • ANA:「普通席」「プレミアムクラス」の2クラス制

ANAは、普通席と最上級クラスである「プレミアムクラス」のシンプルな2クラス構成です。

プレミアムクラスのサービスは多くの国内線に導入されており、様々な路線で上質な空の旅を楽しめます。

空港でのサービス比較:手荷物許容量やラウンジの違い

空港に到着してから飛行機に乗るまでのサービスの違いを比較してみましょう。

サービス項目 JAL ファーストクラス ANA プレミアムクラス
専用チェックインカウンター
手荷物許容量 45kgまで無料 40kgまで無料
手荷物優先受け取り
専用保安検査場 ◯(主要5空港) ◯(主要4空港)
専用ラウンジ ◯(ダイヤモンド・プレミアラウンジ) ◯(ANA SUITE LOUNGE)
優先搭乗

上記の比較表では基本的なサービスは同じですが、手荷物の許容量と、出発前に過ごすラウンジの質において、両社の違いが際立ちます。

  • 手荷物許容量:お土産や大きな荷物も安心のJAL

まず、無料で預けられる手荷物の重量に注目してみましょう。

国内線の通常クラスの場合、無料受託手荷物は20kgまでですが、これが大幅にアップグレードされます。

最上級クラスの手荷物許容量は、JALが5kg上回っています。

  • JAL ファーストクラス:45kgまで無料
  • ANA プレミアムクラス:40kgまで無料

この5kgの違いは、旅行先でたくさんお土産を買いたい方や、ゴルフバッグ、スキー用品といったかさばる荷物を持っていく方にとっては、心強いアドバンテージとなるでしょう。

両クラスとも到着空港では優先的に手荷物を受け取れるサービスが付いているため、荷物が多い方もスムーズに空港を後にできます。

  • 専用ラウンジ:高級志向の JAL、利便性抜群のANA

出発前の時間を過ごすラウンジサービスは、両社が最も力を入れているサービスの一つです。

最上位クラス名 JAL ファーストクラス ANA プレミアムクラス
専用ラウンジ ダイヤモンド・プレミアラウンジ(羽田・新千歳・伊丹・福岡・那覇の5空港) ANA SUITE LOUNGE(羽田・新千歳・伊丹・福岡・那覇の5空港)
専用保安検査場 ◯(羽田・新千歳・伊丹・福岡・那覇の5空港) ◯(羽田・新千歳・伊丹・福岡の4空港)
優先搭乗

特筆すべきは、JALファーストクラス搭乗者が利用できるラウンジの種類です。

JALの国内線ラウンジには、一般的な「サクララウンジ」とその上位に位置する「ダイヤモンド・プレミアラウンジ」の2種類が存在します。

ファーストクラス搭乗者は、JAL国内線ラウンジの最高峰である「ダイヤモンド・プレミアラウンジ」を利用できます。

「サクララウンジ」と比較して、提供される食事・飲み物の種類がより充実しており、広々として混雑も少なく、格段に落ち着いた雰囲気の中で過ごせる空間です。

一方、ANAプレミアムクラスの搭乗者が利用できる「ANA SUITE LOUNGE」は、ビジネスパーソン・お子様連れの方など、幅広い層におすすめの利便性が強みです。

食事・飲み物の提供はもちろん、集中して作業ができるブース席や防音仕様の個室、授乳室といった設備も充実。

プライバシーを重視する方や、出発前の時間を有効活用したい方にとって、最適な環境が整っています。

結論として、空港では両社ともに高品質なサービスを提供していますが、手荷物の量を重視するならJALをおすすめします。

「出発前から最高ランクのラウンジで、より上質な時間を過ごしたい」という方にも、高級志向のダイヤモンド・プレミアラウンジを利用できるJALが魅力的に映るでしょう。

座席の快適性とアップグレード料金の違い
  • JAL:プライベート感重視の最上級シートと、コスパ抜群のクラスJ

ファーストクラスは、本革シートに大型の仕切りと可動式センターディバイダーを備え、プライベート空間を重視した設計です。

クラスJは、普通席より約18cm広い足元と、前後平均97cmのリクライニングのゆとりが魅力です。

  • アップグレード料金(当日)
    • 普通席 ⇒ クラスJ:1,100円~3,300円
    • 普通席 ⇒ ファーストクラス:1万2,100円~1万5,400円
  • ANA:全席でゆとりある空間を提供するプレミアムクラス

座席間隔が約127cmと、JALのクラスJよりもさらに広く、ゆったりとした空間が特徴です。

一部機材では電動リクライニングシートや個人用モニターも設置されています。

  • アップグレード料金
    • 事前(搭乗2日前~前日):3,000円~1万4,000円
    • 当日:4,000円~1万5,000円

※上記料金は2025年7月28日現在の情報で、路線により変動します。

※2026年5月19日搭乗分より、ANA国内線の予約画面でのクラス名称が「ファーストクラス(現:プレミアムクラス)」と「エコノミークラス(現:普通席)」に変更される予定です。

サービス内容に実質的な変更はありません。

食事・Wi-Fi・機内販売などの充実度を比較

機内食:名店の味を再現するJAL、四季の彩り豊かなANA
  • JAL(ファーストクラス):日本各地の名店が監修する、こだわりの和洋食が楽しめます。夕食の時間帯には、まるでレストランのような豪華なコースが提供され、日本酒やワインなどドリンクも充実しています。クラスJはアルコール以外の飲み物の提供のみで、機内食サービスはありません。
  • ANA(プレミアムクラス):搭乗する時間帯に合わせて、日本の旬の食材を取り入れた和洋折衷の食事が提供されます。四季に合わせたデザートや、こだわりの茶菓が登場することもあります。
機内販売とその他のサービスの違い
  • 機内販売:JALは機内誌などでオリジナル商品や限定コラボ商品を販売する伝統的なスタイルです。一方、ANAは国内線機内やラウンジで専用サイトにアクセスし、オンラインで購入する新しいスタイルを導入しています。
  • 無料Wi-Fi・機内エンターテイメント:こちらは両社ともに普通席を含めた全クラスにて無料で利用可能です。日本の航空会社のサービスレベルの高さを象徴するポイントと言えるでしょう。

利便性ではJAL・ANAのどっちが人気?国内線ネットワークの違い

航空会社を選ぶ上で、自分の行きたい場所に飛んでいるかは最も重要な要素の一つです。

ここからは、JALとANAの国内線メットワークを比較してみましょう。

【就航空港で比較】地方・離島まで広くカバーするJAL

JALグループは、J-AIRや日本エアコミューター(JAC)、琉球エアーコミューター(RAC)といったグループ会社との連携により、日本全国を網羅する広大な路線網を築いています。

JALのみが就航する空港は24空港にものぼり、特に鹿児島の奄美群島や沖縄の離島といった地域へのアクセスに欠かせません。

日本各地の多様な地域や離島への旅行を計画するなら、この広範なネットワークは大きな魅力です。

一方、ANAのみが就航している空港も全国に13空港存在します。

稚内(北海道)や庄内(山形)、鳥取などへ向かう場合は、ANAが唯一の選択肢となります。

ご自身の行き先に合わせて最適な航空会社を選ぶために、JALとANAの就航空港の違いを以下の表でチェックしてみましょう。

【JAL・ANAの就航空港の比較表】
共通の空港 (40空港) 羽田、成田、伊丹、関西、新千歳、福岡、那覇、中部国際(セントレア)など、主要空港を含む40空港
JALのみ就航 (24空港) 【北海道】丘珠、奥尻
【東北】三沢、花巻、山形
【中部】松本、小牧
【関西・中国】南紀白浜、但馬、隠岐、出雲
【九州・沖縄】天草、種子島、屋久島、喜界島、奄美大島、徳之島、沖永良部、与論、北大東、南大東、久米島、多良間、与那国
ANAのみ就航 (13空港) 【北海道】稚内、オホーツク紋別
【東北】大館能代、庄内、福島
【関東・中部】八丈島、富山、能登
【中国】岩国、鳥取、米子、萩・石見
【九州】佐賀

※就航先は時期により変動することがあります。

【便数で比較】主要都市間の移動にはANAがおすすめ

路線数では地方や離島までカバーするJALが優位でしたが、利用者が最も多い主要都市間を結ぶ「便数」ではどうでしょうか。

航空会社はそれぞれ異なる運航戦略をとっているため、一概にどちらが多いとは言えません。

しかし、東京(羽田)と主要都市を結ぶような特定の幹線においては、ANAの方が多くの便を運航している傾向があります。

これは、ANAがAIRDO(エア・ドゥ)やソラシドエアなどとコードシェア(共同運航)を積極的に行っており、自社便に加えて多数の提携航空会社の便も利用できるためです。

JALとANAの実際の便数を比較してみましょう。

【主要路線の1日あたり便数比較(東京・羽田発、2025年7月22日時点)
路線 JAL ANA
羽田 ⇒ 新千歳 17便 29便
羽田 ⇒ 伊丹 15便 15便
羽田 ⇒ 福岡 17便 27便
羽田 ⇒ 那覇 20便 18便

※便数は時期によって変動する可能性があります。

※JALの那覇便の便数には、福岡経由の乗り継ぎ便が含まれています。 

表を見ると、羽田から新千歳や福岡へ向かう路線では、ANAの便数がJALを大きく上回っていることが分かります。

結論として、主要都市間を移動する際に「午前中の早い時間に出発したい」「夕方の会議後に帰りたい」など、フライトの時間帯にこだわりたい方にとっては、選択肢の多いANAがおすすめと言えるでしょう。

マイレージを効率良く貯めるならJAL・ANAのどっちが良い?

「JALとANA、どっちのマイルが貯めやすいの?」という疑問への答えは、「あなたのライフスタイルに合っているかどうか」で決まります。

ご自身がよく利用するお店やクレジットカードのポイントが、どちらの航空会社と相性が良いかを確認するのが、効率よくマイルを貯める近道です。

「マイルをどう使いたいか」という目的がはっきりしている方は、交換先の選択肢で選ぶことも重要です。

交換先によっては1マイルの価値が1円に満たないこともあれば、それ以上に化けることもあるため、交換レートも要チェックです。

ご自身のライフスタイルに最適なプログラムを見つけられるよう、「貯めやすさ」と「使いやすさ」の2つの側面から両社の違いを比較します。

マイルの貯めやすさ比較:提携ポイント(楽天、Pontaなど)で選ぶ

飛行機に乗るだけでなく、毎日の買い物や支払いでマイルを貯める「陸マイラー」にとって、航空会社選びは「どのポイント経済圏で生活しているか」がカギとなります。

JALは「Pontaポイント」「dポイント」「WAON」との連携が強く、ANAは「楽天ポイント」「Vポイント」「nanaco」との連携に強みを持ちます。

【JAL・ANAの主要な提携ポイントを比較】

貯めたポイントをJAL・ANAのマイルに交換したり、逆にマイルをポイントに交換したりできる、主要な提携サービスをご紹介します。

ポイントの種類 JALと提携 ANAと提携
共通ポイント(※)・電子マネー ・楽天ポイント(楽天グループ)
・Pontaポイント(au・ローソン)
・dポイント(ドコモ)
・Suica
・WAON(イオングループ)
・ファミペイ(ファミリーマート)
・楽天ポイント(楽天グループ)
・Vポイント(TSUTAYA)
・nanaco(セブン&アイグループ)
ドラッグストア ・マツモトキヨシ
・マツキヨココカラ(オンラインストアのみ)
・マツキヨココカラ
家電量販店 ・ビックカメラ ・ヤマダデンキ
その他 ・JTB
・ミズノ公式オンライン(1万マイル以上の交換でレートUP)
・セブンカード
・タカシマヤカード《ゴールド》
ホテル ・Marriott Bonvoy
・One Harmony(Okura Nikko Hotelsなど)
・Marriott Bonvoy

※共通ポイントとは、複数の店舗や企業をまたいで利用できるポイントのことです。

結論として、ドコモやauの携帯を利用し、イオンやローソンでよく買い物をする方はJAL、セブン&アイグループ系列のお店(セブンイレブンやイトーヨーカドー)でよく買い物をする方はANAのマイルが貯めやすいと言えるでしょう。

マイルの使いやすさ比較:特典航空券と交換先の多様性

貯めたマイルの使い道は、特典航空券への交換が基本ですが、それ以外の選択肢の豊富さも重要です。

両社とも交換先を拡充しており、主な使い道に大きな差はありませんが、それぞれにユニークな特徴も見られます。

特典航空券の取りやすさの違い

一般的に、JALはシーズンごとの必要マイル数の変動が少なく、計画が立てやすいと言われます。

一方、ANAは「トクたびマイル」など、少ないマイル数で特定の路線に乗れるキャンペーンを頻繁に実施しており、お得に旅行できるチャンスが多いのが魅力です。

特典航空券以外の使い道を比較

マイルを航空券以外で使う場合、「JALクーポン」と「ANA SKY コイン」が両社の違いを最も象徴しています。

  • JAL:汎用性の高い「JALクーポン」でお得に贅沢体験

JALの大きな魅力は、1万マイルを1万2,000円分(交換率1.2倍)の「JALクーポン」に交換できる点です。

このクーポンは、JALグループの航空券・機内販売や宿泊・飲食の支払いに利用でき、旅先での体験をリッチにしてくれます。

ホテルでの食事やお土産購入などの際に、「現金に近い感覚で、かつお得に使える」のが強みです。

  • ANA:無駄なく使える「ANA SKY コイン」で次の旅行へ

ANAの強みは、1マイルから交換可能な「ANA SKY コイン」の存在です。

SKYコインは、ANA公式サイトで航空券やツアーの代金を支払う際に、10コイン=10円単位で利用できます。

特典航空券との併用はできませんが、1万マイル以上の交換で、交換倍率が最大1.7倍までアップするお得感が魅力です。

さらに、SKYコインで購入した航空券はマイル積算の対象となるため、「マイルを使って、さらにマイルを貯める」という好循環を生み出せます。

【主なマイル交換先まとめ】
使い道 JAL(日本航空) ANA(全日空)
特典航空券 必要マイル数が安定 お得なキャンペーンあり
・電子マネー
・クーポン
・JAL Pay
・JALクーポン(交換率1.2倍)
・ANA Pay
・ANA SKY コイン(交換率1.2倍~1.7倍)
その他 商品交換、提携クーポン、寄付など

提携パートナーの商品やクーポンのラインナップは随時更新されるため、詳細は各社の公式サイトで確認することをおすすめします。

JAL(日本航空)とANA(全日空)を比較した結果まとめ

JALとANAのどっちが良いのかは、「あなたの旅の目的とライフスタイル次第」です。

  • 料金で選ぶなら: 通常運賃や早割に大差はありません。セールの安さを狙うならJAL、予約のしやすさを重視するならANAがおすすめです。
  • 快適さで選ぶなら: 手頃な料金で広い席に座りたいならJALの「クラスJ」が魅力的。最上級クラスでは、空港ラウンジの質でJALに軍配が上がる点もあります。
  • 利便性で選ぶなら: 羽田発着の主要都市間を飛ぶ便数の多さではANAが有利。一方、地方や離島へ行くならJALの路線網が欠かせません。
  • マイルの貯めやすさで選ぶなら: 楽天やVポイント経済圏ならANA、Pontaやdポイント、イオン系列をよく使うならJALが効率的です。

あなたの旅で最も重視するポイントは何かを考え、最適な航空会社を選びましょう。

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