スカイマークでマイルは貯まる?デルタ航空やANA、JALマイルとの意外な関係!
2025年05月27日

格安で人気の高いスカイマークですが、マイルが貯まるのか気になっている方も多いはず。
スカイマークには独自のマイルサービスこそないものの、デルタ航空との提携や、ANA・JALマイルユーザーにとっても見逃せない情報があります。
この記事で紹介する、スカイマークのマイル事情と意外な活用術を知れば、スカイマークでの旅がこれまで以上にお得になるでしょう。
スカイマークに乗ってもマイルは貯まらない

結論からいうと、スカイマークには独自のマイルプログラムはありません。
また、他の航空会社のマイルも貯められない仕様です。
そのためスカイマークに乗っても、どの種類のマイルも貯まらないことを踏まえておく必要があります。
なぜマイルを貯められないの?
飛行機のマイルは、大きく2パターンに分けられます。
- 自社の独自マイル
- 同じアライアンスに加盟している他社のマイル
スカイマークでは、JALやANAのような独自のマイレージプログラムを提供していません。
また、世界の主要な航空連合(アライアンス)にも加盟していないため、原則として他社のマイルを直接貯めたり、他社のマイルでスカイマークの特典航空券に交換したりすることはできないのです。
アライアンスとは、「連合・同盟」といった意味で、複数の企業がアライアンスに加盟することで業務の提携を結び、メリットを共有しています。
例えばJALは「ワンワールド」というアライアンスに加盟しているので、同じ加盟会社の他社マイルも貯めることが可能です。
他社マイルが貯まるのは同じアライアンスに加盟していることが条件なので、ANAに乗ってJALのマイルを貯めるなど、異なるアライアンス同士の場合はできません。
マイルに代わるサービスもないの?
スカイマークでは、マイルに代わるポイントの付与など、会員向けサービスの提供はありません。
唯一あるのは「マイページサービス」と呼ばれる、搭乗者やクレジットカードの情報を登録しておけるサービスです。
マイページサービスに登録しておけば、搭乗者やカード情報を毎回入力する手間が省けるほか、予約便を一覧で確認できます。
無料で登録できるので、スカイマークを頻繁に使う方はチェックしてみましょう。
スカイマークで使える!デルタ航空のスカイマイルとは
スカイマークでは自社のマイルや他社のマイルを貯めることはできません。
しかし、アメリカのデルタ航空の「スカイマイル」を使って、スカイマークのチケットを交換することは可能です。
スカイマイルとは?
スカイマイルは、デルタ航空のマイレージプログラムです。
入会費無料で有効期限はなく、ウェブから登録すればすぐに会員になれます。
デルタ航空では、スカイマイルと交換できるスカイマークの特典航空券を提供しており、必要数を貯めておけばスカイマークに乗ることが可能です。
スカイマイルはデルタ航空と同じスカイチームアライアンス加盟会社の利用でも貯まるほか、提携しているホテルへの宿泊、レストランやレンタカーの利用、ショッピングなどでも貯まります。
ただし、スカイマークの搭乗で貯まるわけではなく、あくまでも他の用途で貯めたスカイマイルをスカイマークの特典航空券に交換できるという仕組みです。
スカイマーク特典航空券への交換条件
デルタ航空のスカイマイルでスカイマーク便を予約するには、「スカイマイル提携クレジットカードの本会員」または「メダリオン会員」でなければなりません。
いずれも日本在住の方に限られるほか、家族会員は対象外となります。
スカイマイル提携クレジットカードは、4種類あるアメリカンエキスプレスブランドから選択可能です。
ただし、スカイマイル特典が使えるのはカードを2カ月間利用してからになります。
メダリオン会員とは、スカイマイルプログラムにおける上級会員のことです。
シルバー→ゴールド→プラチナメ→ダイヤモンドの4つのグレードに分かれていて、すべてのグレードでスカイマークのチケットを交換できます。
対象区間と必要なマイル数
デルタ航空のスカイマイルで予約できるスカイマークの航空券は、一部の区間に限られています。
利用できる区間と必要なマイル数は以下の通りです。
| 15,000マイル | 20,000マイル |
|---|---|
| ・福岡‐那覇 ・羽田‐神戸 ・神戸‐茨城 ・神戸‐鹿児島 ・神戸‐長崎 ・神戸‐那覇 |
・セントレア(名古屋)‐那覇 ・セントレア(名古屋)‐新千歳 ・羽田‐福岡 ・羽田‐鹿児島 ・羽田‐長崎 ・羽田‐那覇 ・羽田‐新千歳 ・茨城‐新千歳 ・神戸‐新千歳 |
必要なマイル数は片道も往復も同じです。
また予約できる便は、出発予定日が14日前かつ60日以内でなければなりません。
座席数には限りがあり、繁忙期などは利用できないことがあります。
マイルを貯めるには、意外と時間やコストがかかるもの。
それなら最初から格安チケットを選択したほうがスマートかもしれません。
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遅延や欠航などはスカイマークの規約に従う
スカイマイルで予約したスカイ―マーク便が、悪天候や機材故障等で遅延したり欠航したりした場合は、スカイマークの規定に則って対応してもらえます。
例えば、台風など悪天候で1時間以上の遅延や欠航が発生した場合は、手数料なしで変更や払い戻しが可能です。
デルタ航空のスカイマイルでスカイマーク便を予約するには
デルタ航空のスカイマイルでスカイマーク便を予約するには、各公式サイトを使う必要があります。
それでは具体的な予約方法を順を追って説明します。
スカイマークのサイトでフライト情報を確認する
予約したい便のフライト情報は、スカイマークの公式サイトから確認します。
デルタ航空のサイトからは確認できないので、あらかじめスカイマーク側で時間や空き情報などをチェックしましょう。
デルタのサイトで予約する
スカイマイルと特典航空券の交換は、デルタ航空の公式サイトから行います。
公式サイトのトップページから出発地や目的地、出発日や人数などを入力し、さらに「マイルでショッピング」の欄にチェックを入れます。
「検索」を押すと、カレンダーに指定日の最低限必要なマイル数が表示されるので、希望日のフライトを選んで予約便を確定しましょう。
なお、往復便の場合は復路便の予約も確定させる必要があるほか、行きの目的地と帰りの出発地が同じでなければなりません。
例えば、行きが羽田→那覇であれば、帰りは那覇→羽田でなければならないということです。
確認メールを持参してチェックインする
予約を確定すると、スカイマークの予約番号や旅程が記された確認メールが届きます。
このメールを印刷した上で、搭乗日の当日に空港のチェックインカウンターで手続きを行ってください。
また免許証やパスポートなど、公的な身分証明書も必要になります。
チェックインの締め切り時間は、出発時刻の20分前までです。
繁忙期は空港が混み合うため、早めにチェックイン手続きを済ませましょう。
スカイマイルでスカイマークに乗るメリットとデメリット
デルタ航空のスカイマイルでスカイマーク便を予約することには、メリットとデメリットの両方があります。
マイルを使えば必ずお得とは言い切れないので、良いところも悪いところも知っておきましょう。
スカイマイルを使うメリット
スカイマイルとスカイマークの特典航空券を交換すると、次のようなメリットにつながります。
- 無期限で使い勝手が良い
- 対象航路が多い
スカイマイルの最も使い勝手の良い点は、期限がないことです。
提携クレジットカードを使えば、飛行機以外の支払いでもコツコツとマイルを貯められ、必要な時にスカイマークの航空券と交換できます。
また、スカイマイルで交換できる対象航路は15種類あり、9つの空港で利用可能です。
スカイマークが就航している12の空港の大部分で使えるので、利便性にも優れているといえます。
スカイマイルを使うデメリット
スカイマイルを使ったスカイマークの予約には、以下のようなデメリットもあります。
- 変更やキャンセルはできない
- 片道の予約でも往復分のマイルが必要になる
スカイマイルを使って予約便を確定すると、24時間以内に必要なマイル数が引き落とされます。
変更やキャンセルはできず、マイルの返却もできません。
また、特典航空券は往復便を前提としており、対象路線と必要マイル数は固定されています。
片道だけの利用はできるものの、マイル数は往復分のままで、減額はありません。
実質的に損をしてしまうため、できるだけ対象航路そのままの往復便で使うのがおすすめです。
スカイマークの利用で他社マイルを貯めるには?
スカイマークは自社や他社マイルを貯める仕組みはなく、搭乗そのものではマイルを貯めることはできません。
しかし、支払方法などの工夫次第では、ANAやJALのマイルを貯めることが可能です。
航空会社の提携カードで決済する
スカイマークのチケット購入の際、ANAカードやJALカードをはじめとする航空会社の提携カードで決済すれば、提携先のマイルが貯まります。
ANAやJALに限らず、大手航空会社はクレジットカード会社と提携していることが多く、フライトマイル以外にも「ショッピングで貯まるマイルプログラム」を提供しているためです。
例えば、ANAが提供する「VISA 一般カード」は、200円につき1マイルが貯まります。
このカードを使い、スカイマークで1万円の航空券を購入した場合、もらえるANAマイルは55マイルです。
このように、スカイマーク便に乗って提携クレジットカードを使えばANAやJALのマイルが貯まり、そのマイルをANA便やJAL便の特典航空券と交換できます。
ポイントサイト経由でマイルを貯める
スカイマークのチケットを予約する際に、スカイマークのホームページから直接予約するのではなく、ポイントサイトを経由して予約するとJALやANAのマイルが貯まります。
ポイントサイトとは、ゲームへの参加やアンケートの回答といったタスクをこなしたり、友達にポイントサイトを紹介したりし、その対価としてポイントが付与されるサイトのことです。
スカイマークを扱っているポイントサイトから予約することでポイントが貯まり、得られたポイントでANAやJALのマイルと交換することができます。
この時、ANAやJALと提携しているクレジットカードで支払えば、ダブルでマイルの獲得が可能です。
まとめ:スカイマークに独自マイルはなく他社マイルも限定的

スカイマーク自体にマイルプログラムはなく、スカイマークの搭乗そのもので他社マイルが貯まる仕組みもありません。
一方、デルタ航空のスカイマイルで特典航空券を予約したり、クレジットカード払いの活用で間接的に他社マイルを貯めたりできます。
マイルのないスカイマークでも、他社のマイルプログラムをうまく利用すれば、お得な旅行が実現しやすくなるでしょう。
マイルにこだわるより、最初から格安のチケットを押さえたほうがお得な場合も。
格安航空券センターの検索機能を使えば、スカイマークの最安値が簡単にわかります。
予約の完了までスムーズに済み、総合的なお得度に差がつきますよ。




